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下和泉小 地域防災拠点の防災訓練
発災時、自分たちでできることを
要援護者も車イスで参加

校庭に集合した訓練参加者(車イスの人も)  
校庭に集合した訓練参加者(車イスの人も)  
 好天に恵まれ、この時期としては暖かい、むしろ暑いほどの11月13日(日)、校庭には車イスの人も交じって大勢の人たちが自治会・町内会別に整列していた。下和泉小学校地域防災拠点の自主防災訓練が9時丁度に開始。避難者数確認の上、情報班長から委員長に報告。その内容が即座にアマチュア無線協力会メンバーから区対策本部に報告。それら様子が参加者全員に聞こえるように校庭に流された。

 横浜市域直下でマグニチュード7.3、最大震度は家具転倒や木造家屋の多くが傾いたり転倒する「震度6強の地震発生」という想定。こういった大地震発生の時には、自分、家族、近隣の人たちだけで、かつ身の回りにあるもので、救出、消火、避難ということになることから、それに準じた訓練内容とした、と当地域防災拠点の江波戸運営委員長は語った。
  バケツリレーで消火訓練
  バケツリレーで消火訓練


 要援護者避難訓練では、各いっとき避難所から当拠点へ車椅子を押して参集。その間実際の発災時を想定し、避難経路、路面等で不都合がないか確認し、情報班に状況報告。初期消火訓練では、消火器取扱いとバケツリレーを消防団の指導を受けながら行った。救出・救護訓練では拠点に備品として置かれているエンジンカッターや各種ジャッキ等は使わず、自家用車用のジャッキを使い、重量物に挟まれ身動きできない人を救出。また毛布だけでや毛布と竿を使っての救出・搬送訓練を行った。炊き出し訓練だけは、拠点備品の移動式炊飯器による炊飯炊き出しとガスボンベを使いカレーライス調理の訓練を行い、全体の訓練終了後、参加者に提供していた。 

 同拠点を避難場所としている富士見丘連合自治会の佐久間会長は「当拠点の運営委員は、他地区と違い、長年継続してくれており、経験豊富で区内でも評判の拠点である。泉区防災ライセンスリーダー連絡会会員は全部で46名のうち、当拠点のメンバーが7名で、発災時の資機材取扱いは万全。現在、要援護者対応、備蓄品の増量、近隣拠点との連携などを課題として進めている。」と語っていた。
重量物に挟まれた人をジャッキで救出 毛布だけで緊急脱出 アマチュア無線による情報受送信
重量物に挟まれた人をジャッキで救出 毛布だけで緊急脱出  アマチュア無線による情報受送信