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訓練に参加した人たち |
泉区の最北端、環状4号線を挟んで東側は瀬谷区に隣接する上飯田町の7自治会が9月4日(日)、秋季防災避難訓練を住所は瀬谷区だが同地区の地域防災拠点である旧日向山小学校で行った。訓練の参加者を330名は集めようと、一昨年から“330作戦”として行われている。
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毛布(上)、担架(下)での搬送訓練 |
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昨年は参加人数もやや少なく、内容ももう少し緊迫感を・・・・との反省があった。1週間ほど前に、この地域を南北に流れる境川が、豪雨に見舞われ危険水域を超え、瀬谷区の一部に避難勧告が出された。自然災害が、どこか遠くのことと思っていたこの地域の住民も、目を覚まされた感があり、今回の訓練には緊張感と、真剣味が出ていた。水の備蓄60トン(3日間6000人分)と説明を受けても、感心するような昨年までと違い、具体的な「駆けつけ方」や段取りを質問する人もいた。車椅子と、応急簡易担架の扱い方にも積極的に参加するメンバーが多い。
体育館での情報伝達訓練も、従来の説明のみから、やはり負傷者の連絡・運搬の仕方等の実演を交代で行った。AEDにも質問が集中、消防署の担当者も「取りあえず・・・を」というような具体的な説明の仕方で、分かり易かった。懸念された雨もこの時間帯にはなく、301名の参加を見ることが出来た。また、地域医療救護拠点の説明、避難拠点でのダンボールの用意等の話を聞き、テレビで見ている被災状況が何時来るかもしれないという危機感を各人が感じたに違いない。
まず「減災」の為に、「家庭の防災会議」をして、このような「地域の防災訓練」にも家族で参加したいものだ。繰り返し、繰り返しの訓練で、「防災」を身に付けよう。
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