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県立横浜ひなたやま支援学校地域講座⓶
~地域のなかで~  日常の生活を通して
身体・動きを見つめ直そう
 
鈴木講師  
鈴木講師   
   9月17日(水)横浜ひなたやま支援学校で、理学療法士の鈴木哉講師(県立三ツ境養護学校自立活動教諭)を招いての講座。学校教育の現場にいる理学療法士の専門的な視点からの、講義・実技を交えた講座である。やや難解そうであるが、地域の方もどうぞ・・とのご案内があり、また実技(?)を交えた・・という点にも関心があったので伺った。

  鈴木講師の柔らかい口調と説明に、なるほどと思うことが多く、特に簡単な実技には古武術を基本とした身体の不思議さを知った。また理学療法士が動作の専門家・医学的リハビリテーションの専門職であり、身体に障がいのある人や障がいの発生が予測される人に対して、それぞれの目標に向けて適切なプログラムを作成することを聞き、その作業の奥深さを知った。
  実技体験で
  実技体験で 


  講師は、自身がダンスの動きに興味を持ち、身体の動きの不思議さを知ることから、この方面に進んだ経験をユーモアを交えて話された。また、実技では「古武術式カラダの使い方(岡田慎一郎)・・シンプルな身体のつかい方」のビデオを参考に説明。参加者と共に歩行練習などを行った。腕や手首の使い方で簡単に相手を動かせる柔術のような実技には、感嘆の声が・・。「ことばだけに頼らず、意識・態度、相手との同調性~を大切にして関わること~それが違和感をなくし、安心感を与える大事な要素ですと繰り返された。


  これらのことは、障がいのある方・・・に限らず、認知症患者のケアにも使われている4つの柱・・・①見ること⓶話すこと③触れること④立つこと・・・が参考にもなり、その場にいる人達が無理のない関係の中で、日常生活を送れることが大切であると締め括った。(M/I)