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いちょう小学校 地域防災拠点防災 訓練
目的をはっきりさせた、身近に出来る「近助」を!
反省会では、訓練に参加できない方への対応も

順調に避難しました
 栗原会長が「住民同士の助け合いを学ぼう」と挨拶。「近助」ということだ。いちょう小学校地域防災拠点の防災訓練は事前打ち合わせ通りに進む。
 
 5月26日(日)快晴。今までとは、ちよっと違った雰囲気。各自治会毎に、事前に注意事項を確認後、避難場所(いちょう小学校体育館)に集合。ある自治会は独自に「防災マニュマル」を作成・説明、質問も出る。「以前は校庭だったけど・・」と高齢の女性。やはり高齢化がすすみ、館内にも椅子が用意されている。

 今日は泉警察署の制服が目立つ。KOBANの駐在さんという感じの若いお巡りさんが、集ってくる人に優しく声をかけている。チラシの配布も忘れない。「犯罪インフラ撲滅対策推進中」という黄色い幟がはためく。新任の加瀬部署長も挨拶でその点を強調された。

ご主人に三角巾、上出来!
 災害時に活用できる応急手当法を学ぶ。今日のメインだ。「三角巾の使い方」。わいわいがやがや・・皆熱心に取り組む。壇上で、吉野泉消防署いずみ野出張所長はじめ救護班が実演。中国籍の男性「おーっ!楽だよ!」とニコニコ。夫婦での取り組みも、奥さんが奮闘して見事な出来だ。あちこちで「懐かしいね~、昔は~」と弾む。次は、応急担架の作り方。男性が率先。「ゆっくり、ゆっくり!」と壇上から注意の声。「落とすなよ!」と、周りの心配。それでも運べて拍手拍手。アマチュア無線の実演には緊迫度が高まる。
壇上で、応急担架実演
 
最後は、「カレーを食べる」訓練。出口では小学生が「ご苦労様です」と飲み物を配布してくれる。カレーの給食もさすがに手際が良い。

 反省会では、 ①自治会ごとの訓練も実施し、防災意識を高めよう。②訓練に参加できない方への対応を考えよう。③小学生には、配膳だけでなく、訓練にも参加してもらおう、との意見が交わされた。
小学生によるカレー給食

 帰路、参加者は「何度もやることが必要ですね」と頷いていた。総勢450名近い参加者が、あらためて「近助」の大切さを実感した訓練であった。

 なお、「要支援者調査」「外国籍住民の国別集計」等、もうひとつの目的「正確な報告」は、6月2日までに集計される。(M/I)