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いちょう団地連合自治会最大の行事、「団地まつり」(10月1日・土曜)・「多文化共生交流会」(同2日・日曜)が、両日とも好天に恵まれ盛大に開催された。 今年のポイントは、団地内に居住する18ヶ国の外国籍の住民との交流が、今までに比べ、より深い交流の姿で見られたことだ。 団地まつりは、模擬店・売店に自国の料理を堂々と調理販売する掛声が響き、夜遅くまで人の流れが絶えなかった(写真A)。特に18時からの記念式典での功労者表彰では大きな拍手が、19時からの歌謡ショー(男女のプロ歌手)では住民との握手が華やいだ雰囲気を盛り上げた。コミニティハウスの作品展示の中には、3・11大震災の様子を報道した各紙が貼られ(写真@)、改めて備えと支援を痛感した。
2日目の交流会。司会もベトナムのニャン君(写真B)が務め、最後まで駆けずり回っての奮闘だった。いちょう小学校生徒による餅つき(写真C)では、出来上がった柔らかいものを来賓席や高齢者席にサービス。ゆったりした中国の歌踊り(写真D)、可愛いベトナムの踊り(写真E)、そして日本人女生徒(捜真女学校)によるカンボジアバンブーダンス(写真F)は、逆にカンボジア人が飛び入りしての妙技。人の輪が絆を深める。試食タイム(写真G)は、ラオス・ブラジル・中国・ベトナムの料理が説明され、ホテルのバイキングさながら、長い行列。
また、小学校横の石垣に書かれた各国語での挨拶が、悪戯されていることが報告され(写真H)、呼びかけで清掃、終了時には真っ白に蘇って拍手。いちょう小6年の井口恵さんは国際平和スピーチでこう呼びかけた。「祖父がベトナム難民として苦労してきたが、日本での生活で落ち着いた。安心して生活できる為には、笑顔が必要。これからも家族の笑顔を大切にしたい。平和とはなにか?を思うとき、これを強く感じる」と。コーナーの一角では、NPO法人・日本ハビタット協会も「コイン仕分けワーク」を呼びかけ、多くの若者が参加した。最後に、「炭坑節」を輪になって踊る(写真I)が、ここでも外国籍の住民が先頭をきる。 異国の文化・風習を、率先して吸収しようとする交流が目立ち、これからの団地環境が楽しみになってきたと感じた2日間であった。 |
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