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いちょう団地の外国につながる若者中心に
トライ・エンジェルス」が立ち上げ!
『防災の担い手』から『地域の担い手』に

  認定証の授与
  認定証の授与
 泉区の「いちょう団地」で『外国人防災リーダー』として活動してきた外国につながる若者たちが中心となり、地域の防災リーダーとして地域住民への母国語での防災指導や災害時における多言語広報活動など、地域とのつながりを持って活動することを目的とした「トライ・エンジェルス」の結成式が8月22日(日)、いちょうコミュニティハウスで行われた。
  *TRY (Tabunka Rescue Youth) angels 

 TRY_angels には、中国・ベトナム・カンボジア・ラオスなどの外国につながる若者のほか、日本人も含め、中学1年生から30歳代の34名が加入した。菊池・泉消防署長から認定証が、早川秀樹・多文化まちづくり工房代表からシンボルキャップが一人一人に、皆緊張した雰囲気の中で授与された。またシンボル・フラッグが、三好泉区副区長から、メンバー代表のグエン ユイ ニャンさんに贈呈された。
シンボル・フラッグの贈呈  
シンボル・フラッグの贈呈  
シンボルフラッグ  

 早川氏は、「今後とも若者のすそ野を広げ、メンバー拡大を図りたい。この特徴的地域を、これから外国につながる若者を中心に支えていくことになるとともに、若者の活躍の場ができたと考えている。各自の持っている力を、誇りを持って防災活動につなげて行き、地域の人との交流を図りながら、自分たちでこの街を作っていく気持ちで活動を進めるよう、メンバーに望んでいる。」と語っていた。

 来賓として挨拶した三好副区長は「一人一人が、地域での人とのかかわりの中で、自分のできることをステップアップさせ、地域を見守り、支えていただきたい。」 菊池泉消防署長は「地域におけるいろいろな活動に参加し、皆さんがその中核となっていくことで、友達がその姿を見て、仲間に入ってくるよう期待している。」と話した。

 泉区在住外国人は約2,600人、そのうちの約半数は「いちょう団地」に。そして当団地の約30%を占め、日本人は高齢化が進んでいることから、外国につながる若者が地域の担い手ととなってきている。

 当地区では、泉消防署、多文化まちづくり工房の協働で「6か国版防災パンフレット」作成のほか、若者たちの「救命講習」、「応急手当法研修」の受講を通し、防災リーダーを育成し、地域における母国語を使用した防災指導、災害時の広報活動、多言語防災資料作成など活動の幅を広げてきた。そして、今年「横浜防災ライセンス講習」も受講。

 今回、中高生など若者世代のさらなる参加促進を図るため、TRY_angels を結成、『防災の担い手から、地域の担い手』をスローガンに活動の場、幅を広げていく、としている。
 TRY_angels のメンバー
TRY_angels のメンバー