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御霊(ごりょう)神社の神輿渡御(みこしとぎょ) |
東回りでしらゆり公園から中田南方面へ |
中田東三丁目の御霊神社は地域の氏神様として、平時でも参詣人が絶えない。神輿庫には立派な御神輿(おみこし)があり、それを守るための神輿保存会が結成されて、2年に1度の御輿渡御を行っている。2年ほど前に老朽化した山車(だし)を立派なものに新調して、この神輿渡御を更に盛大なものにしている。その際は多大な必要資金を住民たちの寄付によって賄った。 神輿渡御の順路は、中田・しらゆり地区を東西に分けて交互に回ることになっており、今年(平成23年)は東回りとなった。例大祭式は9月25日(日)11時から、御霊神社の拝殿で宮本宮司の祝詞奏上から始められた。式の間中日本古来の笙や笛で雅楽を演奏するのは3人の奏者。こういうところで本物の雅楽が聴けるのは珍しいこと。拝殿に参列して玉串を奉納するのは中田・しらゆり地区の連合自治会を中心とした地域の関係団体の代表者たち。式の最後は可愛い稚児たちの浦安の舞で締めくくられた。 こういう催しで一番心配なのが天候だが、この日は幸いに天候に恵まれて(昨年は夜の演芸大会が雨にたたられた)、暑すぎない御輿渡御には最高のお天気となった。御神輿の列は、交通安全協会の先導車を先頭に、神主、総代世話人代表、中田・しらゆり両連合会長が乗った榊車(さかきしゃ)、山車、神輿(大)、神輿(小)と続いて12時に神社を出発し、第一御旅所(おたびしょ)の東中田小学校に向かった。この御旅所は今回7カ所設けられて、各地域の自治会・町内会の人たちがお迎えを担当した。各御旅所の滞在時間は15〜20分だが、御旅所の間の距離は長いところでは1.4kmもあり、神輿を担ぐ人も大変なもの。山車を引くのは御旅所担当の自治会・町内会に属する子供会の子たちが中心で、それに自由参加の子どもたちが入って、結構な人数になる。大神輿を担ぐのは中田神輿保存会の人たちが中心となっているが、他地区からの応援参加もかなり多い。 第二御旅所はしらゆり公園、第三御旅所は長後街道脇の小山氏駐車場で、ここからしばらくは長後街道を戸塚方面に向けて通り、その間は長後街道の1車線が閉じられる。更に、「山神社入口信号」で右折するときには長後街道は上下線とも交通止め。このとき長後街道の渋滞の状態がどうであったかは分からないが、かなりの影響を与えたものと推察される。 第五御旅所(4番目の御旅所は第五となる、以後番号は順送り)は、中田南一丁目の鯉ヶ久保公園。それから御旅所は葛野小学校、中田第二公園と続き、最後は中田寺駐車場で、時刻は午後6時半を回っている。それを見越して、会場には照明が設置されていた。各御旅所では、地域の皆さんによる食べ物、飲み物の用意がされており、御神輿一行が温かく迎えられた。 最後に御神輿が神社に帰り着いたのは午後7時半近くで、社前の広場では御神輿が何度も回ったりして威勢を上げていた。途中何度か休む時間があったにしろ、延べ7時間半にわたる御輿渡御に、最後までつきあってくれた大勢の方たちにご苦労さんといういたわりの言葉が贈られた。 |
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神前に並んだ大小の神輿と山車 | 第一御旅所に着いた神輿 | 第二御旅所に向かう山車 | 第二御旅所に到着した山車 |
御神輿も到着 | 各御旅所には御標号がまつられる | 第三御旅所に着いた御神輿 | 子どもの御神輿も |
長後街道を東に向かう渡御の列 | 帰途、長後街道を西に進む | 提灯に火を点して山車は神社に到着 | 神社に到着してぐるぐる回る御神輿 |