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居住区地図を前に、「あなたの避難所は?」 |
横浜消防出初式 2013 が1月13日(日)横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパークで行われた。サブタイトルが、“集い・学び・楽しめる 安全・安心フェスティバル” であるように、古式消防演技(纏振込み・はしご乗り)を始め、総合消防訓練や各種体験のほか、盛りだくさんの各種イベント、展示が行われていた。また、東北地区からのコーナーも設けられていた。
赤レンガ倉庫1号館の3階ホールでは、かながわ東日本大震災ボランティアステーション が横浜災害ボランティアネットワーク会議の協力を得て、ヨコハマ市内の区ごとの防災マップ作りや図上訓練が行われていた。
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ツイッターで受けた情報をマップ上に表示・投映 |
3階ホールの会場には、横浜市18区の地図がずらりとパネルに貼られ、スタンプラリーの参加者が巡回してくると、各区の担当が話しかけ、居住区の地図を前に、@自宅位置に青○シールを、A災害時における自分の避難場所に赤○シールを、B家族の待ち合わせ場所に黄○シールを、C3・11時の体験や思いをポストイットに書き、それぞれ地図の所定位置に貼ってもらい、スタンプ印を押してもらうよう誘導していた。なかなか自宅位置を探すのに手間取る人や、子どもに教えてもらっているお母さんもいた。また中には、自分の避難所を知らない人もいた。3・11では「家族がバラバラで集まるのに大変だった」「帰宅難民、つらかった」という人や、「とにかく裏山に逃げました」という海岸に近い家族もいた。
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ツイッター情報の連絡を受け地図上に |
ホールの一角では、かながわ災害情報ボランティア(iksvn)のメンバーが、ツイッターで入ってくる災害情報を受け、適時それを地図上に載せていく図上訓練を行っていた。今回は金沢、磯子、南、戸塚の4区について実施。事前に各区に具体的な被害を想定の上、ツイッターで発信してもらい、その内容とそれをワイワイ防災マップ上に書き込み、それぞれ壁に投映していた。一方、机上に広げたその区の拡大地図に、いつどのような情報が入ったのか、それは地図上のどこかを直接書き込んでいた。
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泉区の地図 |
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被害事例として出されていたのは、「京急線が全線ストップしている」「金沢文庫駅すずらん通りで火災が発生」「掘割川にかかる八幡橋は通行止めです」「海岸線側の土地は16号線際まで浸水している」「永田東2でがけ崩れが発生」「戸塚町で家が倒壊、中に人が取り残されている」などなど多くの情報が寄せられていた。
スタンプラリーで会場を訪れてきた人にも参加してもらい、中には親子ずれの人たちも。一時は会場内が大混雑という場面も。およそ3,000人の人たちが、このエリアを通過したのでは、とのこと。 |