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知的障害や自閉症のある人への支援
コミュニケーションボードの使い方出前講座

紙芝居を使って、コミュニケーションの難しさを説明
紙芝居でコミュニケーションの難しさなど説明
CBを使って、理解を確認
CBを使って、理解を確認
 「外国を旅行していて、大きな地震が発生しました。ホテルの人の誘導で、あなたはなんとか避難場所にたどり着きました。そこにこんな放送が流れました。」カセットテープに録音したアナウンス(インドネシア語)が2回流れる。「周りの人たちは、いきなり立ち上がり、外に行ってしまいました。言葉が理解できないあなたは、何をどうすればよいのかわからずに不安になります。」「これから、水と食べ物を配ります。体育館を出てお待ちください。 」というアナウンスでした、と紙芝居を見せながら話しかける。そして、参加者の一人に前に出てもらって、コミュニケーションボード(CB)を使って、言葉のやりとりでは、うまく伝わらない場合は、絵を指さしてやりとりして実演して見せていた。

 セイフティネット・プロジェクト横浜による「知的障害や自閉症のある人への支援」としての「コミュニケーションボードの使い方」の出前講座が、5月30日午前、泉ふれあいホームで行われた平成21年度IH総会に先立って同会場で行われた。

 災害時という混乱した状況の中では、障害のある人が必要な支援を受けにくい、誰が支援できるのかわからない、ということがあるかもしれません。知的障害や自閉症のある人は、言葉を理解したり、使うことが苦手な人も多くいます。言葉の理解が苦手でも、それを補う方法もあります。たとえば、絵や記号、写真等を使えば意味を理解できる人やコミュニケーションをとれる人もいます。目の悪い人にとってのメガネのようなもの。避難場所では大切な情報は、文字と絵、ことばの3つの方法で伝えてほしい、と語る。
 セイフティーネットプロジェクト横浜では、“災害時には「支援してほしい」=「黄色」、「支援できる」=「緑色」をサインにしよう、という取り組みを進めている。避難場所等で安心して過ごすためには、地域の方たちと普段から顔見知りになり、障害への理解を深めておくことがとても大切。地域の方たちと災害時の備えを一緒に取り組めるような関係作りをする活動を提案している。こういった出前講座をぜひ活用してほしい。またスタッフも募集している。”と話していた。”