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泉区地域防災拠点運営委員会連絡協議会
拠点の区域割り修正とHUG訓練の実行
平成24年度 総会

 
 
 泉区地域防災拠点運営委員会連絡協議会の平成24年度総会が、6月28日(木)11時から泉区役所会議室で開かれた。泉区内各地域防災拠点(区内には23の地域防災拠点がある)の運営委員長、同拠点の小中学校長、同拠点と各拠点を担当する区役所職員と関係する行政職員、消防団、スポーツ推進委、アマチュア無線、災害ボランティア連絡会などの関連団体が参加した。

 災害発生時には、地域防災拠点は、情報、救助、生活支援の中心となる重要な場所。その意味で今日は重要な会議だ、と高橋区長は冒頭語っていた。昨年度の事業報告・決算、今年度の事業計画・予算につき審議され、それぞれ了承された。

 泉区地域協議会から昨年度区長に対し答申された「防災」について、@地域防災拠点の区域割変更、A避難所運営のための実践的訓練について、現状報告がされた。@の『区域割』については、拠点の避難者受け入れ能力と推定避難者数との関係が、拠点により差が大きい。中には能力不足で避難者を受け入れ不能の拠点、中には余裕があるといった状態があることから、受入能力をベースに拠点のテリトリー変更を検討した。その計算根拠などにつき説明、一部修正などを経て、実行に移したい、としていた。

 Aの実践的訓練については、各拠点の運営委員に「発災時を想定したイメージ訓練」としてのHUG(避難所運営ゲーム)の実行例が紹介され、是非他の拠点においても実行を、と訴えていた。「もし自分が避難所運営をする立場となったら、どう対処したらよいか」をグループで意見を出し合い、迅速に適切に対応するゲーム。発災時には年令、性別、国籍を問わず、色々な事情を抱えた人たちが避難所にやって来る。また食料、水、トイレ、物資の保管場所など様々な出来事が一挙に発生する。このゲームを経験した東中田小学校や緑園東小学校の地域防災拠点運営委員から「拠点運営のイメージ共有化が図られた。要援護者の配置、トイレや物資の置場など事前に取り決め準備しなければならない。また、組織・体制も取り決めておかなければ」といった意見が出されたことも紹介された。当訓練に当っては、泉区災害ボランティア連絡会が支援する、としていた。