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横浜市でも昨年の東日本大震災時に帰宅困難者が発生、その対応が大きな問題となった。また近年、首都直下型地震等の大規模地震発生の可能性が高まっていることから実施されたもの。 今回の訓練は三浦半島沖でマグニチュード8クラスの大地震が発生、泉区内でも震度6の強震となり、交通機関が停止し、相鉄線いずみ中央駅周辺において滞留者が発生したとの想定。駅周辺における混乱防止、負傷者の搬送、滞留者の安全確保、一時退避所への誘導が行われた。 いずみ中央駅構内の安全区域に滞留者を集め、負傷者を確認・保護の後、駅構内を出て、広場で被災状況の報告と一時待避所へ誘導することを説明。滞留者の中から、「家に介護すべき人を待たせている」、「約束の時間が迫っている」などで、どうしたらよいか、などの意見が出ていた。スタッフから自身による被災状況を説明、まず一時待避所へ行った後、次の行動を熟慮してもらいたい、とのやり取りがされていた。 その後、長後街道を渡り、区役所脇を通り、一時退避所となる泉区公会堂へ向かった。公会堂前で員数確認後、整然と入場した。 「人の記憶は時間とともに失われていく。関東大震災については記憶に残っているが、元禄大地震については、すっかり忘れ去られていたのではないでしょうか。防災には計画と訓練が欠かせない。計画については現在、横浜市として大修正すべく検討が進められており、年度内に作成される。次は訓練が大切。発災したときの状況をイメージし、シミュレーションを繰り返し、対策し、字際の訓練の繰り返しが行われなければならない。」と失敗学の法則を例に挙げ、高橋区長は訓練後の講評で語っていた。 また、区役所総務課の佐野課長は、過去の大地震では直後から同規模ともいえる大地震が繰り返されていることから、揺れが収まったからと安心せず、その後も十分安全に注意してもらいたいと語った。 |
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参考:ドイツの心理学者エビングハウスによる記憶に関する実験によると、人の記憶は20分後におよそ42%、1時間後でおよそ56%、9時間後でおよそ64%、6日後にはおよそ76%を忘れてしまうとのこと。 | ||||||
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