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泉区地域防災拠点運営委員 研修
 災害を想定したHUG訓練
災害ボランティア連絡会も協力

  訓練の事前説明をする山路氏
  訓練の事前説明をする山路氏
 災害が起きたとき、災害時の避難所となる地域防災拠点では、どんなことが想定されるのか、その場合、どう対処すべきかを考えるシミュレーション訓練が、泉区内各地域防災拠点運営委員を対象に2月24日、泉区役所会議室で行われた。

 設定条件は、午前11時マグニチュード7の地震が相模湾沖合20キロ、震源の深さ10キロで発生。冬の日曜日、現在午後4時、気温7度、夜間は0度になるという。ライフラインはすべて停止。小学校校舎、体育館は被害なし。次々と避難してくる人たちをどう収容するかを、拠点別のグループで意見を出し合い進めていく。各テーブルの上には学校の詳細な平面図、そのうち体育館の拡大見取り図が広げられている。
災ボラメンバーも入り、拠点運営委員のHUG訓練  
災ボラメンバーも入り、
拠点運営委員のHUG訓練

 今日の講師、山路清隆氏の訓練説明後、次々とテーマが与えられる。受付はどこに、対象の町単位に場所を設定すべきか、障がい者、病弱者、認知症者・・・はどこに収容、ペットはどうする、トイレ箇所は、駐車場は、マスコミの取材は、などが次々と与えられ、平面図に内容を書いたポストイットを貼り付けたり、文字で書いたりとしていた。今回のシミレーションは避難所開設後数時間のことではあるが、事前に想定していないと、決定に迷うこととなる。1時間強の訓練であったが、準備された設問の半分程度がやっとのグループや、中には最後まで行ったグループもあった。

 1昨年11月に泉区災害ボランティア連絡会と合同で、また昨年2月にも行伊、今回が3回目。発災時には、災ボラと拠点との連携も必要となるため、今後の連携に向け、災ボラメンバーも、いくつかのグループに入り、訓練に加わった。