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@世界で起こる地震の1割が日本。しかも地震国日本の中で関東が中心。東京での地震は毎年180回発生している。それは、北米、太平洋、フィリピンという3つのプレートの衝突点にあるから。 A関東平野は、深さ数10キロもの厚い堆積層・軟弱地盤であることから、強い揺れと長周期地震動が生成される。 B歴史的に見て関東地域では、大正の関東大震災のようなM8クラスの地震は、200〜400年周期で起こる。したがって、その規模のものは、しばらく想定していないが、M7クラスのものは、100年の間に2〜3個は起こっており、今後30年以内に発生する確率は70%。したがって、われわれと子どもたちは、必ず体験することになる。大都市の脆弱性などリスクは高い。 Cしたがって、地震への備えが大切。家を強くし、かつ家具を固定する。被災後の生活保障として地震保険の契約をする、など地震に備えるだけでなく、地震後に対する備えが必要だ。
東日本大震災発生直後の本震すべりで、じわじわと余効すべりが広がり、関東地域にも広がりを見せている(国土地理院資料)こともあり、また過去の大地震後の余震、誘発地震(左表)を考えると当然首都直下地震の可能性も考慮する必要がある。 首都直下地震の被害想定では、阪神淡路大震災」の10倍(死者1万1千人、700万人が避難生活、損失122兆円)とされているが、現在東日本大震災の状況から、可能性のある18通りの想定地震のうち、MAXの地震で現在見直し中。 阪神淡路地震の揺れの周期は1〜2秒で木造家屋への影響が大きかったが、東日本では短周期(0.2〜0.3秒)であり、がけ崩れ、石塀、路肩被害などの影響であった。 東京で地表の揺れが5弱の地域で、鉄骨造り4階で6強、鉄筋コンクリー造で6弱、免震構造7階で5弱であった。いずれにしても、構造による違いはあるが、建物は地面より大きく揺れる。 |