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「我が家の地震対策」ボラ養成連続講座 No.3
屋内の安全:と減災処置2
かながわコミュニティカレッジ

屋内の危険個所の対策を、と説明  
屋内の危険個所の対策を、と説明  
 屋内にいる時に大地震が発生した場合、災害から身を守るには、退避行動ができるようにすること。ちょっとした怪我でも、その後の退避行動に大きな支障となる。屋内での人的被害は家具によるものに次いで、ガラス類の破損、飛散によるもの。避難路の安全確保だけでなく屋内の危険個所としてのキッチン、また天井の照明器具類も要対策だ。

 NPO法人湘南ふじさわシニアネットは、かながわコミュニティカレッジの一環として「我が家の地震対策」普及ボランティア養成講座の第3回(全5回)を3月7日(木)かながわ県民センターで開催した。

 屋内の避難通路の壁などに、鏡・絵画・写真などの額がある場合、荷造り用ビニールテープで応急処置をすることも効果がある。ガラスを外しアクリルに交換することもよい戦術。恒久処置としてはフィルムを貼る方法。そして実際にフィルムの貼り方について詳細にわたり紹介。
  処置するための治具類の説明と体験
  処置するための治具類の説明と体験

 次に、避難・退避通路とキッチンの安全確保。通路の危険箇所は、まず階段と玄関。特に階段途中の壁のガラス入り額縁は危険物。それがあると、被災時には逃げ道がなくなる。ガラス以外に、額縁そのものの改良・強化も必要。また手すりは必須だ。玄関では、姿見や吊戸棚のチェック。
 キッチンは危険地帯だ。調理器具、冷蔵庫、吊戸棚の固定対策を。和室に多い吊り下げタイプの天井の照明器具は処置が必要。

 怪我をすると、精神的にその後の行動に支障が出る。まずやるべきことは、自分が退避行動がとれるようにすること、退避するための時間稼ぎができるようにすることが大切だ、と結んだ。