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「我が家の地震対策」ボラ養成連続講座 No.4
安全に避難するため
かながわコミュニティカレッジ

 
安全に避難するため」を講義  
 いざという時に迷ったり、何もできなかったりすることがないようにし、安全に避難するためには、まず我が家の避難ルートを作ろう。日頃から、自分と家族の逃げ道を一緒に考え、試しておくことで、自然と足が出て、避難できるようになる。

 避難するときとは、どういうときか、またどこに避難するか。行政が決めた避難所は安全だろうか。地盤は、地形は、建物の構造は、といったことを考えて、「逃げ道マップ」、「避難マップ」、「防災カード」をといったことを自分で確かめながら家族と一緒に作ることに意味がある。

 避難ルートは、行政の各種マップや明治古地図を参考にしながら、ルート上に石垣、液状化、土砂崩れ等について実地に歩いて確認の上、決めるべきだ。液状化では、電柱や信号機の倒壊、出水による道路遮断も考えられる。

 明治古地図は、歩兵部隊が迅速に目的地に到達できるよう、足をとられる河川、湖沼、砂地など明記した明治17年作成のもの。現在の姿と異なっているため、100年以上前の土地の状態を知ることができる。河川、湖沼、砂地といったところは、強い液状化の可能性が高い。土砂崩れも検討対象にしてほしいし、また谷埋め盛り土には地盤的には要注意。地元の人でも分らないことが多い。

 インターネットを通じて神奈川県内の地図情報を発信するサイト「eかなマップ」には、防災マップのほか、地震による被害想定マップ等があり、活用の価値あり。