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NPO神奈川災害ボランティアネットワーク 講演会
   神奈川県防災計画と県災害救援ボランティアセンター
 の設置・運営マニュアルの解説

講演会の会場で  
 講演会の会場で  
 NPO神奈川災害ボランティアネットワークの第2回総会に先立ち、2つのテーマで講演が行われた。

 一つは、県安全防災局の災害対策課長金井信孝氏が「神奈川県防災計画について」を詳細にわたって解説。
1 県で想定される地震と災害
 30年以内の発生確率の高い地震、それによる被害想定
2 県地域防災計画
 国の防災計画との相関関係、対策として予防、事前、応急、復旧・復興、今回の修正の経緯と視点、内容
3 県地震災害対策推進条例の制定
 趣旨・特徴、命最優先・自助共助公助の協働など基本理念、県・県民・事業者毎の責務と基本的対策                               
 なお、県民の自助の意識向上を図るため地震発生時の安全確保行動を県内全域で行う「シェイクアウト」を実施する、としていた。

 条例に盛り込まれた県民の責務 
 1  自ら地震災害対策の実施
 2  地域における地震防災活動における相互の連携・協力
 3  県・市町村の地震対策、地域の自主防災活動等への協力
 
 県民に求められている基本的対策
 1  地震防災に配慮したまちづくり
 家屋の耐震性向上、家屋の転倒防止 
 2  地震防災に関する知識の習得・普及
 3  物資の備蓄   食料・飲料水等、持ち出し品の備蓄
 4  地震防災活動の充実
 自主防災組織、ボランティア団体が実施する地震防災活動
 への積極的参加
 5  防災訓練への積極的参加 
  2つ目は、かながわ県民活動サポートセンターの下元氏が
 「神奈川県災害支援ボランティア支援センター設置・運営マニ
 ュアル」について紹介した。
  今回、東日本大震災での被災状況を踏まえ、県防災計画
 が修正されたことを機に、一層の取組み充実を図るため、マ
 ニュアルの見直し改正を行ったもので、県防災計画における
 位置づけ、組織体制、設置・運営にかかわる役割や取り組み
 を中心に構成されている。また、事例研究や平常時の取り組
 みも採り入れられている。本文41ページ、資料様式類を含め
 全体で44ページ(A4版)となっている。

  災害は、規模、発生場所、時期等により被災状況は異なる
 ことから、当マニュアルはガイドラインと認識し、状況等を踏
 まえ臨機応変に対応してもらいたい、と述べていた。