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かながわ東日本大震災ボランティアステーションの事業計画
被災地の生活再建はまだ始まったばかり
ボラバス継続、観光・産業復興・教育・県内避難者などの支援

事業説明会の会場  
事業説明会の会場  
 かながわ東日本大震災ボランティアステーションは、平成24年度プロジェクト説明会を5月26日夜、県立かながわ県民センターで開いた。当ステーションは、未曾有の被害をもたらした東日本大震災で多くの県民の「東北の方々のために何かしたい」という思いを受け、「神奈川県」「神奈川県社会福祉協議会」「神奈川災害ボランティアネットワーク」三者の協働事業として、発災1か月後の4月11日に立ち上げられた。そしてボランティア・バス運営、金太郎ハウス運営、県内避難者支援など、被災地を支援するボランティア活動を企画・実施してきた。

 当ステーション代表の植山利昭さんは冒頭「被災地は復旧・復興の真っただ中にあり、本格的な生活再建はまだ始まったばかり。これからも多くの県民の知恵と気概を送り込む体制を整えていきたい。また、県内の災害時に向けたネットワーク強化、防災力・減災力強化に、ますます力を入れて行きたい」と述べた。

 平成23年度事業の振り返りに続き、実行面で各事業を横断的に支える組織として、「ボラバスチーム」「編集チーム」「イベントチーム」「システム管理チーム」「広報チーム」「グッズチーム」「ホームページお助け隊」があること、そして、それぞれメンバー補強のため募集していることが紹介された。そして、平成24年度の各プロジェクトの説明に入った。

1.ボランティアバス:まだまだニーズが続く地域、岩手、宮城での活動を継続する。瓦礫撤去、側溝清掃、仮設住宅支援、漁業・農業面の産業復興支援を大人数(バスで)で活動するもののほか、今後を見据えて現地調査や人材育成を行う。

2.みちのく絆めぐり隊:すでに7000名を超えるバスでの参加者でできた被災地との「縁」を持続的関係に。地域住民主体の観光復興をサポート。ボランティ+α、例えば農業・漁業体験、子ども交流支援、視察型ツアー、現地イベント参加など。

3.産業復興支援:「働く」は「生きがい」を創ること=被災者支援、産業の「再生」は街の「再生」に貢献=被災地支援。被災地物産の販路開拓支援、企業・団体合同のシンポジウム開催、被災地物産イベントの企画運営など。

4.教育・子ども支援:未来を担う子どもへの支援は、復興再生のため最重要項目。教育環境調査、神奈川の子どもとの交流、現地での教育支援

5.県内避難者支援:かながわ避難者見守り隊は、非常勤職員へバトンタッチ。今後は4月に立ち上げた「寄り添い隊」へ。

各プロジェクトを進めるにあたって、企画、運営その他のスタッフを募集して居り、節の参加を望んでいた。