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東日本大震災から学ぶ
大切なもの、避難場所、集合場所の確認を
大地震・津波から命・家族・仲間を守るために

高橋氏の講演状況  
高橋氏の講演状況  
 東日本大震災から2年が経過・・・。被災地は今、どんな状況なのか。連日テレビ、新聞で報道はされているが、現地で支援活動を行っている支援者の話を聞き、災害に対し我々の地域で、どう備えておくべきかを学ぼうと、横浜市福祉協会、星川地域ケアプラザ主催で、3月13日(水)保土ヶ谷公会堂で講演会「東日本大震災から学ぶ」が開かれた。

 講師は、三陸産業復興支援 ASSIST SANRIKU 代表の高橋辰昇氏と東野氏社協職員、かながわ金太郎ハウス・ボランティアコーディネーターの大泉勝洋氏。
  大泉氏は語る(左は手話通訳)
   大泉氏は語る(左は手話通訳)

 高橋氏は、釜石市出身で、鮮魚店運営をしていたが、水産業の被害は大きく、失業状態の中、「今自分ができることを」と大鎚町の中で、販売促進、商品開発、新規企業などの被災地産業支援、またイベント企画・運営等の子育て育成支援、スポーツ振興など幅広く活動を展開。

 大泉氏は遠野市出身。震災直後から釜石市中心に災害ボランティア活動を行い、ASSIST SANRIKUや陸前高田市復興ボランティアステーションとの連携、かながわ金太郎ハウスのボランティアコーディネーターとして勤務。県外からのボランティア活動の派遣調整を行ってきた。
被災状況の写真展示  
 被災状況の写真展示  

 両氏とも、3.11当時の状況や現在までの活動の紹介から始まり、多くの犠牲者を生んだ東日本の経験を、神奈川の皆さんには、ぜひ活かしてほしい、としていた。まず、@自分の大切なものは何か、を考え、それをどうするか、A発災時の避難場所はどこかを決めておいてほしい。行政が決めた通りではなく、自分で決めてほしい。例えば、ある地域では、61か所の避難所のうち48か所は津波に襲われた。B特に、家族とは落合場所を決めておいてほしい。東北では、落ち合うまでに1か月以上もかかった人たちもいた。

 会場外では、被災地の現状や金太郎ハウスの写真展示や義援金受付が行われていた。