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瀬谷区 地域防災総合講座 第2回
局地的大雨、落雷、竜巻から身を守ろう
防災活動に気象情報の活用を

 瀬谷区の地域防災総合講座の第2回「局地的大雨などから身を守るために」が7月15日(火)19時から瀬谷公会堂で開催された。講師は、気象予報士であり防災士でもあり、慶應義塾大学生の田中専匠さん。

 風は、その強さによって呼び方が違います、と「えびの市」HPの画像を使って紹介。
         

 「強い雨」は、土砂降りの雨。傘をさしていても濡れてしまうほどの雨。下水があふれ、小河川なら「はん濫」やがけ崩れの心配もある。
 「激しい雨」は、バケツをひっくり返したような雨。山崩れ、がけ崩れが起こりやすくなり、避難の準備を。
 「非常に激しい雨」は、滝のように降り、あたりが水しぶきで白っぽく。中小の河川は「はん濫」し、水害発生の可能性が高まる。 最近の局地的猛烈な雨が増えており、危険を感じたら、すぐ避難すること。天気予報で「大気の状態が不安定、雷・突風・雹に注意」といったキーワードを聞いたら要注意だ。大雨・洪水注意報・警報、雷の気象情報をフルに利用してほしい。
  地域防災総合講座の会場で
   地域防災総合講座の会場で

 これからの台風シーズンに対応し、それに関する知識を理解して欲しいとして、季節、月ごとの台風のコースの傾向や予報で使われる言葉の意味を紹介。「台風の接近」はその中心が陸地から300km以内に達すること、暴風域は風速25m/s 以上、強風域は風速15m/s 以上の風の範囲など。台風から身を守るためには、接近しているときは外出を控えるとともに、気象庁や自治体の情報に十分注意すること。

 落雷に対しては、雷注意報、雷ナウキャストなどの気象情報に注意し、落雷から身を守るには、鉄筋コンクリート建物、電車、自動車の中に入ること。そういったものがない時は、木や電柱から離れ姿勢を低くすること。
 竜巻には、空、積乱雲に注意。近づいてきたらの激しい突風発生の可能性大。発生を確認したら、気象庁のリーフレットが示すような行動をとること。

 天気予報、季節予報のほか、警報・注意報、気象情報、降水短時間予報、降水ナウキャスト、洪水予報、台風情報、竜巻注意情報など様々な防災気象情報がある。さらに警報の発表基準をはるかに超える現象に対し「特別警報」も昨夏から始められた。

 自分の身は自分で守るしかない。自然現象ごとの知識と対処の仕方を知ることと、情報の入手と上手な利用ができること。気象庁のHPには、これら情報が刻々とアップされているので、その使い方、見方に慣れてほしい、としていた。

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