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大津波から生き抜いた釜石の子どもたち。それは、助けられる立場から助ける立場になっていたこと。津波は必ず来る。しかしその日その時だけ、しっかり避難することが、この地に住まう「お作法」。自分が一人で逃げられないようであれば、親は必ず迎えに来る。その結果逃げ遅れる。言葉や石碑に残された先人の思い「津波てんでんこ」を真に意識していた、などの結果だ。 釜石での防災教育で伝えてきたことは、大いなる自然の営みに畏敬の念を持ち、行政に委ねることなく、主体的に自らの命を守る、という「避難3原則」。@想定に囚われるな、Aその状況下で最善を尽くせ、Bいざという時には、自分が率先して避難する。その姿を見て他の人も避難するようになり、結果的に多くの人を救うことが可能ということから「率先避難者たれ」
子どもが学校にいる時間は、限られており、80%は家庭と地域だ。学校・家庭・地域の連携が重要だ。これからの防災のあるべき姿は、@「災害ごときで、人を死なせない」信念。生き残った人のための防災は、二の次だ。A自助・共助・公助が一体となって、地域社会として自然災害に立ち向かう社会の構築、B防災教育は継続が重要。「災害に備えることが当たり前」という文化の醸成。 子どもたちへの防災教育を考えるのに、10年たてば大人になり、さらに10年たてば親になる。高い防災意識が世代間で継承され、地域に防災文化として定着する。これを災害文化再生プロジェクトと呼んでいる。 この講座は、自治会町内会の防災担当や地域防災拠点の運営委員など、地域の担い手に幅広い防災知識を身に着けてもらおうと企画された瀬谷区の「地域防災総合講座」の第1回。年6回にわたり地震、風水害等について実施していく。次回は7月15日(火)19時から瀬谷公会堂で「防災気象情報等について〜局地的大雨から身を守るために」が行われる予定。。 |