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災害ボランティアコーディネーター養成講座
   被災地・者の救援に向け、ボラ活動が円滑に行えるには
泉区災ボラ連、泉区社協共催

「災ボラ」について語る河西氏  
「災ボラ」について語る河西氏  
 災害時には、被災者は避難所でも自宅でも、極めて不自由な生活となってしまう。行政の力では及ばないことが山のように発生する。被災地の人たちは、自分たちも被災しており、生活の支援や復旧を手伝ってくれる災害ボランティア(以下:災ボラ)の存在、力は、今や欠かせないものとなっている。

 そういった災ボラの善意を生かし切るためには、被災者の救援ニーズを吸い上げ、一方災ボラを受け入れ、ニーズとつなげコーディネートする組織が必要となる。

 泉区災害対策本部は、被災状況に応じ泉区社協に対し「泉区災ボラアセンター」立上げ要請をすることになる。そのセンターの運営を行うコーディネーターを養成するため、区社協、区災ボラ連絡会の共催、泉区役所後援で、9月28日(土)泉区ふれあいホームで「災ボラコーディネーター養成講座」が開催された。

 講師の横浜災害ボランティアネットワーク会議運営委員長の河西英彦氏は、災ボラそのもの、災ボラセンターの必要性、役割について解説。そして開設、運営に関し、過去の地震災害の事例を挙げながら、またシミュレーション訓練について紹介した。
 泉区災ボラ連絡会副代表兼運営委員長の江尻哲二氏は、災ボラセンター開設・運営を区災害対策本部(ボラ班)、区社協、災ボラ連絡会の連携・協力で行う。災害時の支援に必要なノウハウやスタッフ数の確保を考慮しただけでも、区社協単独での開設、運営には限界があることから、民間の立場を生かし機動性・柔軟性等のある対応ができるよう、区災ボラ連絡会を設けられたこと。平常時から、災害時を想定し、それに備えて訓練や諸活動のほか、各関係機関との連携・協働体制づくりを進めていることが語られた。
 同副代表の乾英昭氏は、コーディネーターとしての仕事として、センターの管理運営、ボラに対しての注意事項、二―ズの受付、情報把握・提供、各種連絡・調整役割、ボラへの対応等について、詳細にわたって解説した。

 質疑では、ボランティア保険について、ボラの年齢制限、若者の参加促進の必要性などが話し合われた。

 今回の講座に引き続き、「災ボラセンター・シミュレーション訓練」が同所で10月12日(土)で行われる予定で、今回の受講者が、より理解が深まることとなるため、この訓練にも引き続いて参加てほしいと、主催者側では語っていた。