トップ |ボランティア関係 |イベント・講座 |サロンの活動 |地域の活動 |災害ボランティア |ボラネット |

横浜災害ボランティアネットワーク会議 主催 
「目的を明確にし、意志ある人で立ち上げよう!」」
横浜市各区合同の災害ボランティアネットワーク連絡会

誰でも災害弱者になる、と語る佐藤さん
誰でも災害弱者になる、と語る佐藤さん 
 「備えあれば憂いなし」と言うが、備えはと聞くと「食べるものと水」と言う人はほとんど。しかし過去の大震災の現場では圧倒的に「トイレ問題」。避難所における問題は「トイレから始まっている。飲食ガマン、脱水症、エコノミークラス症など。誰でも加齢とともに災害弱者になるが、車いすが通れない、支援情報が見えない・聞こえない、他機能トイレがないなどフルバリアの避難所となってはいないだろうか。災害弱者にやさしい街は誰にとってもやさしい街。人それぞれの環境・条件が異なり、一人ひとりの対策のため個人的「防災カルテ」の作成を作ろう。そして災害弱者情報を地域で共有し災害対策に、と語るのは、NPO法人都市防災研究所の生活・防災アドバイザー佐藤榮一さん。港北区災害ボランティア連絡会主催の災害ボランティアセミナー「誰でも災害弱者になる・その時どうする?」が12月5日(土)10時から15時まで港北区社協の研修室で行われた。

 後半は、高齢者、外国人、子育て中の人がそれぞれの立場から「発災3日後避難所で考えられる心配な問題」「その対応策」について提起し、その後グループに分かれ話し合い、そして発表しあっていた。高齢者については、自分で避難所に行けるか、そこではトイレは、横になる場所は、風呂は、着替えは、薬は、情報提供は適切に入るかなどに対し、高齢者でも元気なものがいる、自助が必要、地域のイベントに参加・顔見知りを増やすなどが出ていた。
 外国人については、避難場所が知られていない、情報が入らないため孤立化、宗教・習慣面から食べ物の違い、言葉の面などに対し、事前の情報提供、他言語準備、やさしい日本語、ボディランゲージで意思疎通などが出ていた。
 子育て中については、乳幼児用要備蓄品(水、食料、おむつ、離乳食…)が多く、避難所での備蓄は、避難するにしても荷物が多い、避難所では気がね(泣き声、授乳・着替えなどの配慮は?)、一時預かりは、薬は、家と職場の遠い場合はなど山積する問題に対し、拠点に若い人の意見を、自助が大切、近隣・関連先との普段からのいい関係作りなどがあげられていた。 
子育て中の立場から グループで話し合い
子育て中の立場から グループで話し合い