トップ |ボランティア関係 |イベント・講座 |高齢者支援  | 子育て仲間 |地域の活動 |災ボラ連絡会 |ボラネット |

 防災資機材取扱リーダー講習会
 地域で防災訓練に積極的参加と指導を
 いちょう団地の外国人も参加


 横浜市消防局危機管理課主催の平成22年度第7回防災資機材取扱リーダー講習会が、消防署、水道局の協力、防災資機材取扱指導員の指導のもと、8月1日(日)泉区中和田小学校で猛暑・炎天下、行われ、約40名が受講した。 横浜市では毎年各区で当講習会を行い、受講者も相当数となったこともあり、今年からは既受講者のスキルアップを中心に実施することにしたが、受講者に余裕のある場合には新規受講希望者を受け入れることとしていた。

 しかし、いちょう団地地区での外国につながる若い人たちに、同地区での災害時に中心的役割をしてもらうため、今回の講座受講となり中国、ベトナム、カンボジアの10名の若者が参加していた。

 午前中は、生活資機材取扱リーダー講習会で、災害時に避難場所での和式、洋式の仮設トイレ設営や使用に当っての注意、簡易トイレ使用活用、移動式炊飯器活用、プールなどの水の浄化装置(濾水器)の使用と濾過水の活用上の注意、震災時に断水したとき、災害用地下給水タンクから行う応急給水するための機器取扱いなどについて、受講者を3グループに分け行われた。

 午後は、救助資機材取扱リーダー講習会で、災害時における救助・救護に必要な資機材の取扱いについて行われた。高速回転する刃物でコンクリート、鋼材などを切断する「エンジンカッター」ではエンジン始動から実際に鋼管切断までを各自交互に繰り返していた。、様々な工具の組み合わせで、油圧を利用し重量物を持ち上げたり、動かしたり、拡げたりし、被災者の救出などに使用する「レスキュー・ジャッキ」では、実際に重量物に閉じ込められた人形をチームを組んで救い出す訓練を行った。停電時に使用する「発電機」とそれを使っての「投光機」、災害発生時における負傷者を安全な場所に避難させる「簡易担架」についても、それぞれ実地に体験し、訓練していた。これら機材は取扱い上危険が伴うため、指導員は一人ひとり、きめ細かく注意を与えていた。

 今回取扱った資機材は、すべて各地域防災拠点に備えられているため、「各拠点での防災訓練時には、積極的に参加するだけでなく、地域の人に対し取扱いの指導に当ってもらいたい。」と消防局担当者は講習会終了時に語っていた。