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横須賀市社協、同災ボラネット
災害時ボランティアセンター運営体験
センターの役割、内容の理解と協力を!

  明を聞く緑ビブス着用のボランティア役
  明を聞く緑ビブス着用のボランティア役
 三浦半島断層群を震源とするマグニチュード7.2、最大震度6強の首都直下型地震が8月25日(土)に発生。横須賀市では家屋倒壊、ライフラインが広範囲に被災。
 発災後3週間が経ち、ライフライン、主要道路回復となり、9月16日(日)横須賀市立総合福祉会館5階に「横須賀市災害時ボランティアセンター」が開設しされ、一般ボランティアの受け入れが開始された。

 上記想定で、横須賀市社会福祉協議会、横須賀災害ボランティアネットワークの共催で「災害時ボランティアセンター活動体験」が行われた。

 冒頭、同市社協事務局長青木克明氏は、今日行われている県・市合同総合防災訓練の一環として、この体験会を行う。当市にとって最も被害を被ると考えられるのは三浦半島活断層地震で、歴史的に見て発生周期的には、既にいつ起きてもおかしくない時期になっている。今日はそれらを踏まえて、センター機能、運営等の内容について理解をいただきたい、と語った。
受付前の待機者への説明と誘導  
受付前の待機者への説明と誘導  

 次に、災害時ボランティアセンターの概要について、横須賀災害ボランティアネットワーク代表の鷹野克彦氏が説明。市・市社協の2者協定で、災害時に災害対策本部からの要請でセンター設置・開設となること。災害時のセンター立上げの流れ、設置場所、駐車場、運営メンバー構成、センターの仕組み、役割、災害時の様子、ボランティア活動に当っての約束事・センター内の手続き・流れ(受付・登録、ニーズとのマッチング・活動内容説明、資機材確認、送出し、活動後の報告)等が説明された。
 
   


 そして、体験に移った。スタッフがセンターのコーディネーター役に、体験参加者が災害ボランティア役となり、受付・登録から始め、一連の流れを整然と行っていた。活動場所は、模擬訓練ということもあり市内の地区社協のボランティアサンタ―。

 それぞれの担当部署での様式、案内掲示等は、長年にわたっての経験から整備されてきた。今日のボランティア役は67名(男45、女22)。予想していた40名を大きくオーバー。受付記帳のテーブルが狭く、そこでの混雑を考慮して、受付への誘導を制限したが、実際の災害時には、一日何百名となることを考えると、大変なことだと実感した、と鷹野氏。

参考:神奈川県では、毎年、「広域応援体制の確立」と「県民の防災意識の高揚等」を目指し、県、市町村、防災関係機関などとともに、総合的な防災訓練を実施している。
 今年度は、横須賀市と合同で本県における「大規模災害時の医療支援体制の強化」のため、自衛隊医療関係部隊とDMAT(災害派遣医療チーム)、日本赤十字社などの医療関係機関と連携し、救急医療訓練を主体とした「ビッグレスキューかながわ」(神奈川県・横須賀市合同総合防災訓練)を実施。