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地域防災セミナー「災害に強くなる知恵と技」第3回講座 |
もっと知って惜しい災害時の母子支援 |
女性と子供に対応した避難所のあり方は? |
第3回講座のテーマは、「もっと知ってほしい災害時の母子支援」。同大学の発達看護学の山本由香先生が、阪神淡路大震災、新潟中越地震、今回の東日本大震災における自らの体験や研究から「女性と子供のための災害対策の現状」を講義。
福祉避難所設置に関する厚労省ガイドラインがあるが、防災対策としての施設整備の遅れや物資・資機材備蓄が伴わなっていないことなどから、「体育館では体が休められなかった妊婦」「赤ちゃんが泣いて肩身が狭かった母親」「仲間と相談できる場所がない」「赤ちゃんをサポートする場所がない」現状について話した。 参加者を床の寝かせ、会場を暗くし、赤ちゃんの泣き声の録音を聞かせ、それについて、どう感じたか、どう対応するか、について皆に発言させていた。
「女性や子育てのニーズを踏まえた災害対策」として、女性や子育てに配慮した避難所の設計を、として@プライバシーを確保できる間仕切り、A男性の目線が気にならない更衣室、選択干し場、授乳室、B安全な男女別トイレ、C乳幼児対策として、安全に遊べる空間や家庭用エリアの設定、D女性のニーズを反映した避難所運営体制、E暴力予防の取り組み、F女性や乳幼児固有の物資の確保(生理用品、おむつ、粉ミルク、哺乳瓶、離乳食など)などを挙げた。そして、母子(女性と子ども)を対象とした防災力強化のため、それらを対象とした研修、セミナーや訓練の実施とそれに参加しやすい環境づくりも必要だ、としていた。 参加者を7グループに分け、某避難所の配置図をもとに、妊婦、乳幼児を抱えた母親、持病を抱えた人、負傷者、車いすや酸素吸入器を必要とする人などの要援護者、子供、健常者など、またトイレは、干場は、などの配置のついて検討させた。 |