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地域防災セミナー「災害に強くなる知恵と技」 第7回講座 |
避難所生活での健康管理とケア |
住民が主体となって助け合い |
日本赤十字看護大学と武蔵野地域防災活動ネットワーク主催の今年度第7回講座が1月26日(土)午前、日本赤十字看護大学武蔵野キャンパスで行われた。 今回の講座は、当大学の国際・災害看護学の小原真理子教授による講話「どうする?避難所生活での健康管理」と日赤健康生活支援講習支援員による「要援護者の避難生活とケア」
「被災直後は、被災住民は避難所に押し寄せ、被災によるショックと喪失感、避難所生活のストレスが高まっている。慢性疾患を持っている被災者は症状の悪化が見られる。被災者の安全確保、水・食料や寝る場所等の確保、トリアージと負傷者の手当て等、関連機関やボランティアと連携し、避難所の急性期の対応が必要。また災害時要援護者に対しては、トリアージを通して福祉避難所への移送が重要となる。」と小原さんは語る。 そして、真冬で床が固く冷たい避難所で夜を過ごす疑似体験として、会場の照明を消し参加者を床に寝かせた。急に認知症と思わせる老人が立ち上がり、ここはどこ?、何も見えない、トイレに行きたい、水を飲みたいなどと騒ぎ始め、大勢が寝そべっているところを、ぶつかりそうになりながら動き回り、介護者がついても落ち着かない、といった演技が行われた。その後参加者との意見交換では、負傷者、身障者などへの対応や季節等環境を考慮した避難者自身の対応などについて意見が出されていた。
被災者は、孤独・後悔・自殺願望・悲観的・自責の念・今後の生活の不安・生活費の不安・病気の不安など、それぞれ心に抱えている。そのため傾聴や相談などいろいろなケアニーズが必要だ、と語っていた。 「要援護者の避難生活とケア」では、特に高齢者を対象に、心、体への影響、病気や症状とそれらに対する対応について紹介。また役立つj技術として、介助の方法(起き上がり・立ち上がり)、足浴・清拭、リラクゼーション、毛布を使った保温などをユーモアを交え、体験学習をさせ、参加者たちは楽しそうに行っていた。最後には、東北の避難所でも行われている健康踊り(きよしのズンドコ節)で体を解し終了となった。 |
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