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30年内に震度6弱以上
横浜市66.7%  泉区35.5%  緑園17.1%
防災科学研究所が公表

 文部科学省所管の独立行政法人防災科学技術研究所(略称:防災科研) は、これまで1q四方ごとであった揺れの予測を250m四方に変更するとともに、地盤の硬軟度も加味した地震振動予測地図を公開した。WEB上で分かりやすく閲覧するシステムとして、新型地震ハザードステーション(URL:http://www.j-shis.bousai.go.jp/) の運用を開始し、だれでも簡単に調べたい場所の地震ハザード情報を閲覧できる。
 全ての地震の位置・規模・確率に基づき、各地点がどの程度の確率でどの程度揺れるのかが計算されている。多種多数の地震発生予測から、2009年1月1日から30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を、同地図上からダウンロードできる。

 このシステムによると、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は、横浜市(市庁舎)で66.7%、泉区(区役所)35.5%。震度6強以上では、横浜市14.0%、泉区3.9%%となっている。しかし、震度5強以上では、横浜市98.4%、泉区87.0%とそれぞれ大きい数字となっている。

 防災科研は、災害から人命を守り、災害の教訓を活かして発展を続ける災害に強い社会の実現を目指し、地震、火山、気象、土砂および雪氷災害による被害の軽減に関する研究開発を行っている。

30年 震度6弱以上の揺れに見舞われる確率 (表/数値はそのまま転載
経過年30年  横浜市 泉区
 緯度 35.4406 35.4135
 経度 139.6422 139.4922
 地盤増幅率(Vs=400〜地表) 2.19 1.43
 震度5弱以上となる確率(%) 100.0 99.7
 震度5強以上となる確率(%) 98.4 87.0
 震度6弱以上となる確率(%) 66.7 35.5
 震度6強以上となる確率(%) 14.0 3.9
 地表の震度(3%) 6強 6強
   同上(6%) 6強 6弱
 地表の最大速度(3%) 118.5 85.3
   同上(6%) 102.0 73.3
 工学的基盤上の最大速度(3%) 54.1 59.7
   同上(6%) 46.6 51.3