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外国人のための防災(地震)講座
家具が倒れないようにし、近所と仲良くしよう!
さかえ・日本語の会 主催 
栄区の避難所など説明する区の木村係長
避難所など説明する栄区の木村係長
 「@家具が倒れないようにしましょう。A近所や街の人と知り合いになり、仲良くしましょう。B家族で、いざという時の連絡方法や集まるところを決めておきましょう。」と映像や非常時用備品の現物を見せ、紹介しながら、外国人の人たちに、やさしい日本語で語りかけていた。

 「外国人のための防災(地震)講座」が、3月11日(木)午前、あーすぷらざの研修室で、「さかえ・日本語の会」主催で行われた。栄区には、中国、台湾、ベトナム、フィリピンなどの外国人が1,000人ほど在住しており、そういった人たちが、いざという時に自分や家族の安全を守るとともに、安心して避難生活が送れることを願い行われたもの。
熱心に話を聞く外国人受講者
熱心に話を聞く外国人受講者たち

 まず、横浜栄・防災ボランティアネットワークによる「命を守る防災講座」がビデオ映像も含まれたパワーポイントで紹介された。日本は地震大国であること、阪神淡路大地震の状況、特に死亡原因として家具の転倒によるものが大きいことから、転倒防止策のいろいろについて説明していた。また、阪神淡路大地震時の調査から、近所の人に助けられた人がほとんど(77%)であったことから、普段から近所の人と知り合いになっておくことや街の訓練やイベントに参加しておくこと、さらに家族会議で約束事を決めておくことなど詳細にわたって語られていた。
非常時備品を説明する防災ボラlネッの千葉さん
非常時備品を説明する防災ボラネット
の千葉さん

 栄区役所からは、区の防災マップ、地域防災拠点について、やさしい日本語や多言語表示シートの紹介、横浜市のHPに掲載されている「くらしのがいど」など外国人向け各種情報、外国語の放送、非常時の伝言ダイアルについて説明していた。また、非常時用簡易トイレについて、現物を見せながら自己防衛のためにも、ぜひ3日分は準備しておいてほしいと強調していた。

 質疑応答の時間には非常食が配られ、それを食しながら、家具転倒防止器具、非常時備品について展示されている現物を見せながら、個々に説明していた。

 今回の講座は、神奈川県立地球市民かなざわプラザが共催し、栄区役所の後援、横浜栄・防災ボランティアネットワーク協力のもと実施された。