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事前説明をする植山さん |
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泉区災害ボランティア連絡会と泉区役所総務課との共催で、区内各地域防災拠点の運営委員と災ボラ連メンバーを対象に、「災害時を想定した図上訓練(DIG)」が11月27日(日)泉ふれあいホームで行われた。講師は、神奈川災害ボランティアネットワーク代表の植山利昭さん。
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どこが危険な個所かなあ〜 |
植山さんは「東日本大震災発生を機に地震発生想定や津波想定の報道が連日新聞をに賑せている。特に地元の神奈川新聞は、ここ連日トップ記事で伝えるほど。神奈川県や横浜市に影響する地震は、三陸-房総沖連動地震のほか、東海、首都直下型、神奈川県西部、三浦半島断層帯、関東大震災の再来と言われる南関東などの地震が挙げられる。またそれらによる津波も従来の予想を上回る高さが想定されるようになっている。」と新聞をかざしながら、まず地震発生の切迫性を訴える。そして「今日行う訓練DIG(災害、想像力、ゲームの英語の頭文字)は、いつ起きるか分からないが、いつかは起こるこれら地震を想定し、被害を極力なくす減災に向け備えるための訓練」だとし、訓練の進め方をオリエンテーションし、今朝早朝に震度7の地震が発生したという条件でスタートした。
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自助で備蓄を、と成果発表 |
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数人のグループを4つ作り、テーブル上に貼られた泉区全図の地図上に、広い道路、狭い道路、川、がけ、公園、学校、病院、警察、消防などなど次々と出される指示に従い、線やマークを書いたり地図に書き込んでいた。そして、起こりそうな被害を想定、対応策等をグループ内で話し合い、それらをまとめ、グループ別に成果発表を行った。
木造住宅が立て込み、道路の狭い地区は火災が発生し延焼する、家屋の耐震、家具等の転倒防止、非常持出品の準備、食料・水・トイレの備蓄、家族との連絡方法などなどが発表されていた。質疑では、地域医療救護拠点、病院の体制など医療面で活発な質疑が行われた。
泉区災害ボランティア連絡会は、災ボラセンター内の運営について訓練を行ってきたが、発災時にはボランティアニーズの収集も大事な業務。ボランティアニーズの主提供元である地域防災拠点との連携が欠かせない、との考えから、今回合同での訓練を行うこととなったもの。 |