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ブロック別に意見交換  
ブロック別に意見交換   
 「地域で取り組む子育て支援~支え合おう! 地域の力で住みよいまちに!~」と題する研修会が、泉区の各地区社会福祉協議会(以下:社協)役員を対象に、泉区社協の主催で8月18日(月)午後、泉区役所会議室で開かれた。

 冒頭、地区社協を代表して新橋、下和泉、中田の3地区における「子育て支援」の活動状況について事例発表が行われた。
それぞれの地区の状況、人口・世帯の規模、子育てサロンやサロン以外の子育て支援などの活動について、また活動に当っての良かった点や課題などについて紹介された。
  新橋地区の発表をする船越さん
  新橋地区の発表をする船越さん 
  下和泉地区を発表する佐藤さん
  下和泉地区を発表する佐藤さん 
  中田地区の発表をする勝浦さん、安藤さん
  中田地区の発表をする勝浦さん、安藤さん 

 泉区における「子育てサロン」設置は、当区役所主催で平成13年に行われた「子育てアドバイザー養成講座」終了後、受講者の有志により、「子どもの友達作りの場」「親同士の情報交換や交流の場」「子育ての先輩との交流の場」「手遊びなど親子遊びを楽しむ場」等を目的に設置されるようになった。平成15年以降、「歩いて行ける場所に」ということから、各地区に様々な形で作られてきた。

 人口が着実に増加し、30~40歳の子育て層が多い若い地区では、引き続き子育てサロンに対するニーズは旺盛。また、他地区も含め、総じて0~2歳といった低年齢層のニーズが中心となってきている。

 活動を続けてのメリットとしては、①地域の人と親子が顔見知りとなり、声掛け、挨拶をするようになってきた。②成長した子どもたちから、声掛け、あいさつされる。③地域の行事に夫婦で参加してくれる。④サロンの場で、最新の情報提供ができる、などを挙げていた。

 一方、課題として、①支援を受ける側が、支援は当たり前と思っているようで、自主的活動が少なくっている。②スタッフの高齢化、③世代ふれあいサロンでの高齢者の参加が少なくなった。④子どもの低年齢化で、行事イベント開催が難しい、⑤ニーズ増の地区では、会場スペースが狭くなり、玩具の置き場所も問題。⑥男性ボランティアが不足、⑦行事、イベント等に対する母親たちの希望をつかみたい、などが挙げられた。

 人間関係の希薄化やつながりの薄さが、孤独・孤立、虐待、セルフネグレクトなど深刻な問題の一因となっている。そういった環境の中で、子育てサロンは地域における住民間の「つながり」を作るところで、「地域の課題の把握・解決につながる窓」となっている。「いい地域にしたい」という想いをベースに、参加者も担い手も相互に過度な負担にならないよう役割分担し、継続することで、「地域における愛着をはぐくむ拠りどころ」になることが、これからのサロンだ、と区社協では語る。

 その後、各ブロック別に各地区別の活動紹介と意見交換に移った。