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汲沢中1年生の福祉教育
聴覚(手話)、視覚(点訳、朗読)、車イス、高齢者疑似体験

体育館で福祉について話を聴く
体育館で、福祉について話を聴く
 横浜市立汲沢中1年生の福祉教育が1月23日(金)午後行われた。冒頭、踊場地域ケアプラザの生田さんから、幼児から高齢者、健常者から障害を持つ人、人種も含めて、いろいろな人がいるが、すべての人が幸せに暮らすことが福祉だ、といった福祉に関する話があった。その後、聴覚障がいについて手話を、視覚障がいについては点訳と朗読を、そのほか車いす、高齢者疑似の5グループに分かれ、それぞれ体験学習に入った。

 聴覚障がいグループでは、幼児の頃事故で聴覚障がい者となった前田忍吉さんが同夫人の通訳を通して、自分の悲しかったことやつらかったことなどを手話で語りかけていた。さらに聴覚障害者福祉協会のメンバーから、手話について学び、最後には手話コーラスを行っていた。
車イスでスロープを上り下り
スロープを車イスで上り下り


 点訳では、「点訳グループ 点とうむし」のメンバーから、点字の決まりや打ち方などの説明を受けた後、実際に点字板でいろいろな文字打ちの練習を行った。朗読では「朗読ボランティアの会 いずみ」のメンバーが、視力障がい者に対しては、声だけでは、いかに正確に意味・内容が伝わらないかを指導しながら、算式や同音異語などを例に、またいろいろな文章の発音練習も行っていた。
高齢者疑似体験中
高齢者疑似体験中

 車イス体験では、汲沢地域ケアプラザの金子さんによる車イスの扱い方、注意点の指導の後、2人1組になり交互に乗る人、押す人となり廊下、スロープ、階段などを実際に体験していた。高齢者疑似体験では、生田さんほか、泉区社協の福祉教育サポーターのメンバーが一連の高齢者体験用装備の装着を手伝い、室内から廊下へ、そして階段の上り下り、手袋を二重にはめた手で受付名簿に名前を書いたり、電話をかけてみたり、白内障、視野狭窄体験用のメガネをかけて掲示物を読んだりしていた。こちらも2人1組となり、1人が体験中は、もう一方はその感想を聞き、メモを取っていた。「いかに動きが大変かが分かった。そういった人を見つけたら、声かけをしてみたい。」とある生徒は語ってた。