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認知症のすべてを語る八森講師 |
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認知症を予防するため、食事面では@野菜・果物を採ること。特に緑色葉野菜、アブラナ野菜を1日350g。A魚を食べる。Bエネルギーの過摂取しない(糖尿病注意)の3ポイント。次に運動。楽しく、できれば仲間と、継続して。週2日以上、1日20分以上、有酸素運動を。脳を活性化させ、記憶・集中力がアップする。さらに、脳を鍛えることが大事。それには@新しいことを考える。A楽しいこと、面白いことを行う。Bみんなでやる。全体的には、自分が大切にされているという、温かい、安心、優しい、褒め合う、お互い様といった雰囲気が大事だ、と語るのは、市立伊東市民病院の臨床研修センター長の八森淳さん。
泉区福祉保健センター(高齢支援課)は、認知症フェアを9月25日(火)泉区民文化センター ・テアトルホンテで開催。テーマは「認知症 理解と予防
〜地域で支え合い〜」。講師の八森さんは、まず会場の聴衆に向かて「認知症の人は、どの位いると思いますか」と問いかける。答えは、85歳以上は3人に1人、80〜84歳では6人に1人、75〜79歳は12人に1人、70〜74歳は24人に1人。年齢が5歳増えると認知症になる率は倍になる、といていた。
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活動内容を報告
(立っているのは緑園サロンの飯塚さん) |
「アルツハイマー型」「レビー小体型」、「前頭側頭型」認知症を、種類別に原因・特徴や、早く気付くコツ、悪化要因などについて語り、それらの予防として、地域、家族、専門家が、それぞれ情報をつなぐことが重要。「どうしよう」「あれ」と思ったら、地域包括支援センターへ相談を、としていた。
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各グループ発表にコメントする
八森講師 |
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講演に引き続いては、地域の実践報告として「中屋敷脳いきいき教室」「緑園サロン」「すこやかくらぶ21」「キャラバン・メイト」の4グループ代表から活動内容の紹介があった。それらに対し、八森さんは「各グループとも、活動についてよく研究されており、認知症予防のための要素を取り入れている。仲間づくり、顔なじみづくり、楽しく・笑顔で、運動も取り入れ、声も出し、食べ物飲み物や話し合いの場の発表の場の設け、スキンシップ、支援者サイドも企画などそれぞれ得意分野で元気に活躍など、いずれも理にかなった活動を継続的にされており、この地域なら自分の親も住んでもらいたいと思うほどだ」としていた。
冒頭、主催者代表として、福祉保健センター勝山秀夫担当部長は、泉区も超高齢社会となっていること、平均寿命と健康寿命の差が10歳程度あり、その差をいかに短くするかが課題。区として、健康維持・増進のため脳若返り隊活動を、認知症予防としてキャラバンメイト活動を行っており、みなさんの参加、ご協力を」と挨拶で語っていた。 |