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また、認知症の人を地域で支えるということに関して、1日目の講座や現場の見学を通して思うこととして、「本人や家族に対しても、笑顔で声かけをしたい」、「認知症を正しく理解したい」、「徘徊している人がおられたら、まずはお声掛けを」、「送迎の協力程度はできるかな?」、「キャラバンメイトの活動を」などの意見が出ていた。 今日、2月13日(水)、泉公会堂会議室で「認知症の人を地域で支えるためのボランティア養成講座」の2日目が開かれていた。この講座は5回連続で、1回目は講演や介護経験者の話、対応等の講座。その後、受講者はグループホームやデイサービス、地域サロンなどで見学・実習を、今日の2回目講座との間に行われた。
意見交換や情報共有のためのグループワークに先立ち、講座が行われていた。まず、泉区福祉保健センターの長谷川善規氏が「認知症の方を取り巻く環境」として、介護保険制度、施設やサービスの紹介がなされた。地域包括支援センター、介護保険対象者、介護認定の受け方から受けられるサービスの範囲などを「ハートページよこはま2012年」冊子を基に丁寧に説明。
続いて下和泉住宅自治会「ひばり会」の高澤敏男氏が「地域での支え方の事例紹介」として、超高齢化となっている同地区の状況が動機となり、平成22年発足以来の活動状況を詳しく紹介。特に年間を通して認知症をテーマとした6回講座のほか、集会、個別相談会を開き「病気になっても安心して暮らせるまちづくり」を進め、住民アンケートでは、こういった活動の継続を望む意見が圧倒的てあった、としていた。
さらに、特別養護老人ホーム希望苑職員で泉区介護支援専門員連絡会代表の飯田守氏が「介護保険の上手な使い方」として、住み慣れた地域で、介護負担を少なく、各介護サービスや協力ボランティアの支援等を最大限に活用し、その人らしい生活ができるようにという趣旨で、車イス、ベッド等の福祉用具や住宅改修といった生活環境を整えるサービスにも言及していた。
グループワークを挟み、最後に、泉区社会福祉協議会の手代木貴行氏が「ボランティア活動の心構えとボランティア情報」を語った。無理をしない、でも約束を守ってなどや泉区でのボランティア活動状況の紹介を始め、ボランティアセンターではいつでも皆さんのお出でをお待ちしていると語っていた。 65歳以上人口の10%に達しているという認知症。高齢者人口の急増とともに患者数も増加が見込まれている。誰でも罹るかもしれない病気。ちょっと手助け・見守りがあれば、日常生活が送れる人もいる中で、地域で支えるボランティアが今後ますます求められている。一方、支えるためには、認知症を正しく理解する必要があることから、当講座を開催することとなった。主催は認定NPO法人 市民セクターよこはま、共催泉区で、泉区社協ほか関係施設の協力で行われた。 |