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泉図書館 25週年記念講演 その@
正月はカルタ?  でも、すごいです!
競技かるた 永世クイーンの語り

渡辺令恵先生  
 渡辺令恵先生  
 11期連続、通算14期の全国かるたクイーン渡辺令恵(ふみえ)さん。日本で3人の永世クイーン称号のお一人。今日1月18日(土)は新春にふさわしく、「小倉百人一首」のお話・・。袴姿も凛とした渡辺さんの入場で、多数の申込から参加できた方々も、ちょっと緊張。小学生から年配ご夫婦など30人。神奈川テレビも入りました。ますます盛り上がります。

   優雅な雅の和歌のお話・・・・と、勝手に思いきや、「競技かるた」の世界です。それでも、渡辺さんの笑顔と姿に見とれていると、勝負の世界で勝ち抜いた厳しい体験にみんなびっくりしました。

   毎年全国の予選を勝ち抜き、1月に大津の近江神宮(かるたの甲子園)で、クイーン決定戦を行ないます。渡辺さんは、1988年から3期、1992年から11期、通算14期のクイーンで、永世クイーン(クイーンを通算5期つとめた者に与えられる)の称号を与えられています。 
  模範演技
   模範演技
   祖父母をはじめとするかるた一家。小5で横浜隼会に入り本格的に打ち込む。「覚えないとごはんを食べさせてくれなかった」。中3でA級。高校ではバスケット? 大柄な体格 (ご自身の発言ですよ) で強豪校のメンバーで活躍。このあたりでやや「なんでかるた?」となったそうです。普通の生徒さんに戻った感じですね。  再度やる気になったのは、早稲田大学の合宿に参加した時。「みんなクイーンを目指している」そんな雰囲気に圧倒されながらも、なんでも話せる雰囲気が楽しかったそうです。 同期の仲間が先にクイーンになり、俄然負けじ魂がムラムラ。就職先がかるた関係者であったこともあり、遂にクイーンを獲得。クイーンになると、自分を取り巻く環境が一変し、「日本一」ということがこんなにも・・・と驚いたそうです。

  和やかな渡辺さんの表情からは、当時の「かるた漬け」のご苦労は分かりませんが、あらゆるスポーツや人生で苦闘されている方々と共通するものが感じられます。
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こんなに! 未来のクイーン  

  お話の後、会場に茣蓙をしき「模範競技」を。お手伝いは横浜隼会の浅川さん母(読み手)娘(大学3年A級)のお二人。渡辺さんは正座の時、白足袋を脱ぎました。何かに打ち込む・・そんな雰囲気です。札が鋭い音を出して飛びます。練習で家の障子やふすまや柱が傷だらけになったそうです。みんな息をつめて見入っています。
  先生も一緒に
   先生も一緒に・・・

   最後に「散らし取り」をやっていただきました。参加者が4グループに分かれ円陣。多少経験・年齢別ですが、皆さんすごい!上の句から下の句へ。お正月の雰囲気なんかありません!渡辺さんが読み手です。いい思い出になりますね!小学生を含む若手グループは、特に素晴らしいです。取り札がどんどん積み重なります。途中から渡辺さんも参加。時々取ってしまいます。それが参加者には刺激になったことでしょうね。
  若い男性「学生時代、万葉集など日本文学を勉強、百人一首は今でも全部覚えています」終わってテニスに行くそうです。

   *泉図書館は今年で開館25年です。それを記念して1月から連続講演会が企画されました。第一回が「競技かるた」。2月〜3月とユニークな企画が予定されています。出かけてみませんか!(M/I)