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泉図書館25周年記念講演 その② |
弥生台の自然との出会い |
横田さんの 理科の授業です・・ |
横田光邦さん(新橋町在住)は、昨年8月に記念の100号を発行。仲間内で記念パーティーを開いていただいたそうです。おめでとうございます。 2月9日(日)、泉図書館開館記念講演でお話を伺いました。お若い中学校の理科の先生…という感じの横田さん。会社勤務の傍ら、2002年に泉区に転居してきて、弥生台の自然にびっくり!もともと昆虫などを追いかける少年だったこともあり、趣味が高じて仕事と両立させながらの観察日記がスタートしたそうです。
スライドを使っての丁寧な静かな授業です。講演には希望者があっという間に一杯になりましたが、前日の大雪で足元が悪く、お見えになれなくなった方もいました(原田司書談)。それでも年配の男性、学校の先生、幼児連れの若いお母さん。みなさん、優等生の生徒さんらしく頷きつつ聴き入ります。横田さんは日本鱗翅(りんし)学会の会員。聞きなれませんね?蛾や蝶の研究です。「きれいなのが蝶、きたないのが蛾」と区分けをする国もあるそうです。その他、「亀谷戸せせらぎ水辺愛護会」「川崎自然調査団」に所属。
2006年9月 創刊以降の主だった内容を紹介。ホタル特集号、カミキリムシ特集号、亀谷戸の鳥、ヒキガエルの産卵、夏のトンボ、阿久和川散策、貴重な植物‣・・・・等、きれいなカラー写真と克明な観察記録が掲載されています。お薦め(?)は、早春のヒキガエルの産卵だそうです。「まるで谷戸全体が生き物となり動いているよう」と記されています。 興味深かったのは、弥生台の森の情報。年間気温:冬日/・弥生台53日・横浜2日。真夏日/・弥生台45日・横浜56日。昆虫は664種・鳥50種・樹木103種という多様性。 質問に答えながら、「森の重要性・多様性」を述べられ、泉区の「緑被率」は横浜市内でも高いが、ほとんど畑、「森」は点在する「離島」、大切なのは「みなさんのお宅」と述べ、また今後「弥生台日記」は、現在の「点の情報」から、これらを相関付けた「面の情報」の発信にしたいと括られた。 蛍と雪、懐かしい「蛍雪時代」を思い起こす勉強の3時間でした。 (M/I) |