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山崎・高鍬両司書を中心に、16名(主に8小学校を担当するグループ)が集い、日頃の活動の情報交換を行った。ほとんどの方が、生徒の保護者・OBで、経験も数ヶ月から数年近くと様々。「他グループの運営の仕方」「選書の方法」「スタートの切り方」「ローテーションの組み方」「メンバーが足りない」等・・・、参加者も頷きながらの発言。 真剣な中にも、子供に「声が悪い、顔も怖い、まだまだだね」と言われてガクッときたが、そのうちに「好いんじゃない!」とのお墨付きをもらって自信がついたとの発言に大笑い。また、読み聞かせ中の子供たちの態度が、授業参観とは異なり、落ち着きがあるとの意見も。「地べた座り」で集まると、親近感がぐっと増すという体験。初めての担当時、整然として待ち構えている教室、雑然として騒がしい教室、いろいろあり、第一声を何と言ったら良いものか・・・、不安でドギマギした経験。
やはり、選書の基準と学校との連携方法に意見が集約される。当日配布された読み聞かせボランティアハンドブック 「本の世界をひろげよう」(発行・NPO法人横浜市民アクト)によると、主役は、本と子ども、息の長い本の活用、図書館の本の利用(司書が1冊1冊目を通し、選んだものなので安心)、季節や行事・生活に合わせた本(特に季節感が薄れてきていることを考慮)・・・など参考になる記述がある。 記者は「読み聞かせ」という奥行きの深さを改めて認識したが、「地道に長い時間をかけ、子どもたちの感性や創造力が育つことを信じて活動していきましょう」(同パンフレット)とあるように、進学・進級にあわせて、ボランティアのメンバーも順繰りに集まってほしいものだ。
たまたま当日のある新聞に、「子ども読書県しまね」という記事があった。そのなかに、「読みメンになろう」と父親の読み聞かせを普及させる運動の展開があり、「読みメンてちょう」を配布。”イクメンの第一歩は読みメンから”と、啓発に取り組んでいるそうだ。今日のメンバーにも「男性の参加は?」とお聞きすると、ほとんどいない。「知ってもらいたいためにも、男性の読み手にふさわしい本もあり・・」との希望。
時々、図書館で司書の読み聞かせを取材するが、静かな声で淡々と読むお話に、子どもたちは食い入るように目を輝かす。「おしまい」と言う声に、緊張の切れたように、「ほっ」とする表情。目の前で読んでくれている温かく心のこもったおはなし。さあ!輪をひろげよう! (M/I)
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