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高齢者疑似体験
西が岡小6年生の福祉教育
いよいよ、廊下へ向かいます。
いよいよ、廊下へ向かいます。
 横浜市立西が岡小学校で、1月19日(水)午前、6年生を2クラスずつ、2回に分けての4クラス全員を対象に「福祉体験学習」が同校内で行われた。高齢になると、いかに行動が制限されるかを実感してもらうための高齢者疑似体験で、泉区社会福祉協議会と同福祉教育サポーター、新橋地域ケアプラザの指導のもと行われた。

 冒頭、高齢になるにつれて誰でもが、体力や体調が変わっていき、行動面で困難なこと、不自由なことが多くなっていく。そのため、高齢者には思いやりを持って接してもらいたい旨の話しや体験に当っての注意事項などの説明の後、体験のための用具の装着に移った。 
  名前を書いてください。
  名前を書いてください。

 膝・肘に曲がり難くさせる特殊サポーター、手首・足首には錘を、指の感覚を鈍くさせるため右手にゴムと綿の手袋を二重にはめ、白内障疑似の特殊メガネを付け、さらに前かがみにならざるを得ないようにポケットに砂袋を入れたチョッキを着たりする作業を、最初はサポーターに手助けをしてもらいながら、後には友達同士で行っていた。

 いよいよ高齢者体験。ステッキを持ち、友達に誘導されながら、室内から廊下へ、そして階段の上り下りをして部屋に戻ってきた。ペットボトルからコップに水を注ぐ、指定用紙に自分の名前を書くといった一連の動作を全員が交代で行っていた。

 体験したある生徒は、「身に着けた用具を体験後脱いだら、身体がすごく軽く感じた。」「ペットボトルのキャップを取るのが難しかった。」「介護するのが大変だと感じた。」 などと語っていた。
コップに水をうまく入れられるかな?
コップに水をうまく入れられるかな?