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「Safe Kids いずみ」
きっちり ライフジャケットを着用しよう!
水の事故から身を守るには


ライフジャケットを着けてみよう
ライフジャケットを着けてみよう
 全員2人1組になってライフジャケットを着用、いざ引っ張り挙げようとした時、ライフジャケットから身体が抜けてしまうので、脇のベルトは、かなりきつく締めること。溺れている人を見たら、どうやって助けるか、引き上げるべきか、ペットボトルなどを投げた方が良いのかなどについて、受講者たちは、NPO法人 湘南コミュニティ・サポートセンターの大津明氏、学生ボランティア鴫原一博さんの指導を受けながら学んでいた。

  この講座は、泉区役所生涯学習支援センター主催の「子どもの事故予防ボランティア養成」連続講座の3回目「水の事故を防ごう水辺の体験学習で子ども達のコミュニケーション能力を育成」で、10月16日(火)午後、泉区役所会議室で行われた。

 当NPO法人の活動の目的は、子どもたちの生きる力を高めること。他人と折り合いをつけながら生きていくためには、高いコミュニケーション能力が必要。その能力を高めるため『水』に注目。県内の児童養護施設の子ども達を対象に、18人乗りボートをみんなで力をあわせて組立て、乗り、漕ぐことで、「みんなで協力しなければ物事が進まない」ということを身をもって経験してもらう活動をしている。中高生の子ども達には小学生を指導・サポートする役割を担ってもらう。海や川で自分の身を守り、小さな子ども達の安全を見守ることで、中高生は養育性を見につけ、大きく成長する。活動は大自然の中で行うので当然危険を伴うため、活動の前に現場に出向き、どんな活動をするのか、どうすれば安全に活動することができるのかを教える。
きっちり締めないと、すっぽり抜けちゃうよ
きっちり締めないと、
すっぽり抜けちゃうよ
活動の一環として、「ライフジャケットの着用」がある。今は学校でも盛んに着衣泳の指導が行われているが、実際に溺れた場合に、学びの成果を発揮するのは難しい。それよりもライフジャケットの常時着用を勧めている。ライフジャケットを着用すると安全なだけでなく、水中で身体を自由にコントロールでき、遊びの幅も広がる、と大津さんは語る。

 日本での平成18年度水難者数は 1,674人で、うち死者数は823人と致死率は5割に近い。中学生以下の子どもは、水難者数337人、死者数77人となっている。水死者の発生場所別では、海444人、河川251人、用水路68人の上位3位で全体の92.7%を占めている。また、水の事故における着衣率は80%を超えている。