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いずみサマースクール 2012
僕のリスク、私のリスク  生き抜くための危機管理
”Safety Kids いずみ”

  >部屋から、どう脱出するか、考えましょう
 部屋から、どう脱出するか、
考えましょう
 「どんな災害、災難でも子どもが自分で考え、自分の力でサバイバルできるように勉強しましょう。まず、@危機についての知識を持つ、Aそして危機から、どう逃れるかを勉強する、B危機が襲ってきたとき勉強をしたことを思い出し、B自分を信じて行動する、Cそうすることで危機から逃れることができるのです。」と児童生徒たちに話しかけるのは、在日米海軍司令部地域統合消防隊予防課長の長谷川祐子さん。

 「いずみサマースクール2012」のプログラム「僕のリスク 私のリスク 生き抜くための危機管理」が、子どもの事故予防ボランティアグループ “Safety Kids いずみ”の協力で8月10日(金)、泉ふれあいホームで開かれた。小学校4年生から中学校3年生の生徒たちが参加。遭遇すると考えられるいろいろなリスクについて、長谷川さんは分り易く説明し、質問し、考えさせ、さらに行動させるなど実践的な授業であった。

 「皆さんの衣服に火がついたとき、どうしますか?」。床や壁に押し付けて消す〈窒息消化〉の方法を実例を交えて説明し、火が付いた場合の Stop Drop & Roll (止まって、倒れて、転がる)を実際に体験させていた。寝ているとき、煙感知器が鳴りだしました。どのような行動をしたらよいかを、まず煙の怖さに加え、ドアのチェックの仕方、閉じ込められた場合、自分がいることを知らせることなどの対処法等を、2011年2月に発生したニュージーランドのクライストチャーチ地震の際,、閉じ込められた人の捜索に際し、サイレントタイムを設けた事例を紹介しながら説明。台風や竜巻に対することにも触れていた。

 自然災害についてだけでなく、不審者に捕まえられた時、エレベーターで不審者と一緒になった時、家の外で銃声や叫びを聞いた時、友人に綺麗な薬を勧められた時など、身近に起こる可能性のあることにも及んだ。特に、不審者に腕をつかまれた時の脱出法では、力のない女の子でも、振りほどける技の体験を行っていた。
どっちが良い子?の答えを前に出て、皆に説明  
どっちが良い子?の答えを前に出て、
皆に説明
 

 続いて、Safety Kids いずみが作成した「どっちが良い子?」を示し、良いと思う方を児童生徒に挙げさせ、なぜ良いのか、を皆に意見をださせていた。

 受講者たちは、「知らなかったことをたくさん学べた。家族や友達にも教えたい。」「地震で避難所に行った時、お年寄りの相手をしてあげて、と言われた。ぜひ実行したい。」「腕をつかまれた時でも、簡単に振りほどけることが分り、驚いた。」「自分のことは自分で守る。それには守り方をしっかりわかっていなければ」など、印象を語っていた。