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子どもの死亡原因の1位は不慮の事故によるもので、日本での事故による死亡数とその要因(特に0歳児では窒息が断トツ)、そして、なぜ子どもは怪我を受け易いのか、東日本大震災で生き延びた事例と、そこから学ぶことから語り始められ。
致命的事故につながる窒息、転倒・転落、火災、溺れといった事故の事例を豊富に交えながら、まずどんな事故が起こっているのかを知り、起こってからの対処も大事だが、より大切なことは事故発生前の事故予防の考えだ、それには親子ともどもの教育が重要です、と理学療養士の稲坂恵さんは話す。
金沢区地域子育て支援拠点「とことこ」の主催、同区役所、同区社会福祉協議会共催の「子育て支援ボランティア養成講座(5回講座)」の第3回「事故予防・怪我への対応について」が6月7日(金)、「とことこ
ひろば」で開かれた。講師は、稲坂さん、Safety Kids いずみ(代表:太田由紀枝さん)、米海軍日本管区司令部消防隊広報官の長谷川裕子さん。
窒息による事故が多いことから、その原因、予防を説明し、幼児の場合の対処法を実演していた。致命的事態につながる事態は避けなければならないが、子どもの危機管理能力向上のためには、子どもが挑戦し、身体的に機能回復する程度の怪我の範囲での失敗をする体験を積み重ねてやることも大切だ。そして、傷治療に当っての考え方、とっさの時の心構え、対応、応急手当や具体的に歯が折れた時、骨折、脱臼、頭部打撲等の場合の対処について、稲坂さんは説明していた。
続いて「Safety Kids いずみ」の太田さんは、「どっちがよいこ?」の紙芝居を使い、参加者に5歳になったつもりで応答してほしいとして始められた。水に事故、火の事故、滑り台での事故等を、どっちがよい子?、それはなぜ?、と参加者とのやり取りをしながら進められた。特に水の事故予防として、ライフジャケットを推奨していた。
長谷川さんに登場してもらい、自分で自分を守るために、なぜ、を知り、行動するというアメリカでの子どもに対する教育の考え方、状況について語り、その一つとして、幼児にも実際に教えている、衣服に火がついたときの窒息消火の方法について紹介した。 |