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2009 いずみスプリング・スクール
伝えようという気持ちが大切
聴覚障がい者とのコミュニケーションには

「手話ってなんですか?」と語りかける松下さん
「手話ってなんですか」と語りかける松下さん
最後に「小さな世界」を手話コーラス
最後に、「小さな世界」を手話コーラス
 泉区社会福祉協議会主催の「2009 いずみスプリング・スクール」の一つのプログラムとして、「手話を体験してみよう !!」が、3月28日(土)午前、泉ふれあいホームで行われ、小中学生が参加した。
 手話の指導は、泉区聴覚障害者協会副会長の松下靖紀さん、手話通訳はボランティアグループ “手話サークル「鈴」”の皆さん。

 手話は世界共通ではないし、聴覚障害者も生まれつきの人、成人になってからの中途障害の人などいろいろ。そのため手話が分らない人もいる。手話を覚えてもらうことも嬉しいことだが、そういった人たちとコミュニケーションをとるためには、顔の表情を豊に、口を大きく、ゆっくりと、はっきり動かす、そして一番大切なことは、伝えようとする気持ちです、と松下さんは語りかけていた。

 聴覚障がい者が呼び鈴、目ざまし時計、赤ちゃんの夜泣きに気付く方法などを子どもたちに質問して説明、また補聴器、FAX、携帯テレビ、バスや電車での文字表示など最近の機器や対応策を紹介していた。

 ホワイトボードにトンネル、ロケット、バナナ、ミカン、プール、田舎などの写真を貼り、そのイメージを子どもたちに手話で表現させ、実際の手話も、そういったイメージからできていることを話していた。

 「小さな世界」の歌詞一つ一つを、どう手話で表現するかの練習では子どもたちは、さすがに覚えが早く、2回の繰り返しで全員が楽しそうに手話コーラスをして締めくくった。