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2012年度 泉区社会福祉協議会
「みんなでつくろう!福祉の泉助成金」の説明会

室内満杯となった説明会
16日も室内満杯となった説明会
 平成24年度「みんなでつくろう!福祉の泉助成金」について、泉区社会福祉協議会主催の説明会が3月14日(水)、16日(金)の両日、泉ふれあいホームで行われた。
 泉区内各地域で、様々な団体の活動が繰り広げられている。その取組みにより地域の福祉課題解決が図かられ、誰もが住み慣れたところで安心して暮らしていくことに繋がっている。そのため、これら活動を行っているボランティアグループ・障がい当事者団体・地域作業所・NPO法人などの活動を支援するため、この助成金制度がある。これの財源は共同募金、年末たすけあい募金、善意銀行、横浜市ふれあい助成金で、これらを基に各団体へ配分されている。

 泉区では、現在の経済状況に加え、東日本大震災への義援金の影響で、善意銀行、共同募金などの収入が減少するなど、助成金予算枠が限られている。一方、新規団体登録も進んでおり、各団体では人材とあわせ財源不足に悩まされている。参加したのは、地区社会福祉協議会、障がい者団体などの当事者団体、各種ボランティア団体など福祉活動を行っている団体の代表者たちで、皆真剣に説明者の話に耳を傾けていた。そのため、特に初日の14日には、今回からこの説明会参加団体にのみ、申請書類を提供することとなったこともあり、事務局の予想をはるかに超える参加があり、会場となった多目的研修室は他室や社協事務所のイスなど急きょ追加しても、後ろには立って説明を聞く参加者も大勢いた。

 助成金の対象としての「地域福祉推進事業」「障がい当事者活動」「福祉のまちづくり活動」「その他福祉活動」「活動団体立上げ助成」「備品等整備費助成」「年末援護資金配分事業」のそれぞれについて、助成対象者・その活動内容、助成条件・限度額についての制限・注意事項など細かく説明がされた。特に、今年度から変更となった助成区分、飲食経費を助成対象から外すこと、助成限度額に区社協正会員枠ができたことなどが話された。飲食を助成対象経費から外すことについては、食事サービス、障がい者リハビリなど使われる点もあり、異論続出の雰囲気。

 申込み受付は4月5日(火)から同25日(月)までに、所定用紙で提出し、6月の審査を経て決定される。その通知後、各団体からの請求書に基づき、7月には指定金融機関に振込まれる予定となっている。事業終了後は1カ月以内に完了報告書の提出が義務付けられている。
 なお、この説明会は、16日(水)17時からも同じ場所で行われることとなっている。

  助成を受けた団体は、同社協の広報紙等で公表される一方、共同募金運動への協力をすることと、チラシ等への同社協と共同募金マーク、善意銀行マークを掲載するよう要請されていた。