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泉区地域福祉保健推進協議会 (平成23年度 第1回)
情報を共有し、日常的連携が災害時にも生きる!
3.11を経験して、『その時できたこと、これからできること』を意見交換

情報と連携がキーワード」と語る村井委員長
情報と連携がキーワード」と語る村井委員長
 泉区地域福祉保健推進協議会の平成23年度第1回会合が8月18日(木)午後、泉区役所会議室で行われた。地区代表、医療機関代表、高齢者・障がい者・子ども・健康づくり・防災防犯・ボランティアなどの福祉関連団体代表に加え、警察・消防・学校・泉区役所・泉区社協、地域ケアプラザなどから合計50名を超えるメンバーが参加した。
完成したシンボルマーク   
完成したシンボルマーク    

 昨年度からスタートした第2期泉区地域福祉保健計画(平成27年までの6年間)の2年目に入り、今計画のグランドデザインを改めて振り返り、区計画について基本目標ごとに報告された。また3月に行われた泉区社会福祉大会で発表された当計画の『シンボルマーク』のデザインが完了したことから、バッジと団扇が会員に配布され、今後啓発グッズとしての活用が申し合われた。

 また、連携事例として、地域子育て支援拠点「すきっぷ」が薬剤師会の協力で各薬局にスキップ紹介チラシなど展示が進められていることが発表された。
グループごとに、体験や情報交換  
グループごとに、体験や情報交換  

 活動発表とパネル展(平成24年2月27日〜3月1日)の実施について説明があり、それに対する参加(申込期限9月30日)の呼びかけが行われた。また、当協議会の活動内容等を周知し、情報共有を図るため、広報紙の発行(年2回程度)について提案された。情報提供がないところに信頼関係も生まれず、協力者も増えないということから発行について了承された。

 「3.11で、私たちが協力してできたこと、また今後できること」について、6つに分かれたグループごとに意見交換が行われた。各テーブルでは各自がポストイットに書き、その内容、背景などを説明しながら、平常時を上段に、災害発生時を下段に、地域を右側に、関連団体、機関を左側に、それぞれ該当する側に張り付けていた。地震時に要援護者の安否確認をして回った地区、計画停電時も施設をオープンし、居場所として好評であったところ、情報がなく不安、各関連団体との連携不足などなどが出されていた。各グルーピからそれら要約が発表され、情報と連絡にかかわることが多いことと、ほとんどが平常時にやるべきことに尽きていた。
 
 当協議会会長の村井祐一氏(田園調布学園大学教授)は「3.11で一変し、様々な課題が表面化したが、我々が進めている課題である「支え合い、助け合いが生きる泉区」は不変。今日は、災害というテーマで話し合ってもらったが、我々が進めている計画は、災害時にも共通すること。情報を密にし、日常的連携、横のつながりを持つことが、災害時にも生きるということではないでしょうか」と語った。