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グループホーム泉の郷で働く 外国籍の女性
もっと勉強して 介護士に
優しさは 日本人以上に

山村指導員を中央に勝見さん(左)、王さん(右)  
山村指導員を中央に
勝見さん(左)、王さん(右)
 
 勝見愛理さん(中国籍・女性)、王之い(しい)さん(中国籍・女性)の二人は、グループホーム泉の郷で働くヘルパー2級。今月訪問した外国籍のヘルパーさんは、みんな笑顔だが、6月13日(水)午後訪問したここの二人も負けていない。 「なぜこんなにも優しさがあふれるのでしょう」(山村麻美指導員)と笑う。「良く働き、優しい。日本人以上です」(山村さん)との感想は、まさにその通りだ。

  優しく介助する二人
  優しく介助する二人
  「特別養護老人ホーム 泉の郷」から徒歩数分、岩崎孝則事務長に案内され、「グループホーム 泉の郷」(上飯田町2083−1)に。1階にクリニックが併設されているのも心強い。利用者は要介護1以上で、認知症の状態にある高齢者。安全安心と尊厳のある生活を営むことを支援する。
  2階の「のぞみ」の間に案内される。「親しみのある人間関係・あるがままを受け入れる温かい雰囲気を大切に・・・」との紹介どおり、入室すると大きな笑い声に包まれる。先輩スタッフが利用者と会話している。

おじいさんの絵をほめてあげる  
 おじいさんの絵をほめてあげる  
 勝見さん(2004年来日・2010年就職)、王さん(2008年来日・2011年就職)。共にヤングママさん。日本語の発音がはっきりしている。敬語も見事!記者が2階への階段を上るとき、「お気をつけて・・」と言われ、びっくりした。靴ベラをだされたことも嬉しかった。「今の日本の娘さんは?」と、つい愚痴ってみた。就職の目的は、との質問に「少子化で、将来老人の面倒を見る人がいなくなる」「お年寄りが好き」と、即答された。

 勝見さんはいちょう団地、王さんは汲沢団地に居住。生活上の不便さはないと言う。それぞれ、深夜勤務もこなす。入居者30名をほぼ同数のスタッフが交代で介護。二人は同じ部屋の担当。壁に利用者の写真が貼ってあり、説明してくれた。「○○さんは面白い、△△さんは良く笑う」など、特長をとらえている。数年経験を積んで、介護士を目指すそうだ。元気な、明るい声で「頑張ります!」