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泉寿荘で
自分の字を書けるように!
心と健康の為に〜書道を!

先生の入室前に、既に自習の生徒  
先生の入室前に、既に自習の生徒  
 「初心者のための書道教室(全6回)」の4月26日は2回目(開講は4月12日)。年度替りでいろいろなカルチャー教室が開かれ始めた泉寿荘(西が岡)。60歳以上を対象としている老人福祉センターだが、皆さん心意気が若い!定刻の15分前、先生は入室していないが、既に自習の生徒で、教室はピリピリしている。他の教室と違い、「墨」のにおいが「香り」となって、癒される。忘れていたものを、想いださせてくれる・・。
  「ここはこうで・・」と丁寧に筆を入れる
  「ここはこうで・・」と丁寧に筆を入れる

 蟻川麗泉(雅号)先生(旭区在住)は、自宅で大人の教室を開く傍ら、泉寿荘でも書道同好会とペン習字教室を担当。横浜市の純正書法連盟所属。静かな雰囲気で。。。と思いきや、先生の語り口は明快。声も大きく、ユーモアと優しさが入り交じる。今日は17人の生徒。内男性は3人。前回は「縦線・横線」、今日は「左右払い・転折」。先生手作りの教材を拝見すると、まず「永」の字。「永字八法」といい、この字に書道の基本がすべて含まれているそうだ。これから隔週に勉強。6月28日の終了までに「はね」「点」などを書く。

 生徒が練習中、提出された宿題を添削。「××さん〜」と個別に呼んで、赤墨で手直す。「ここはこうで・・」と丁寧に筆を入れる。「良く出来ました」と二重三重の花丸をもらうと、まるで小学生の気分。「予習は要りません。前回のことをすぐ忘れますよ、復習だけはやってきてね」とキツイ一言。今日の教材にも筆を入れる。限られた時間で大忙しだが、そんな雰囲気は全く無い。「行列のできるお習字教室」(写真B)。みんな嬉しそうだ!
  行列のできるお習字教室
  行列のできるお習字教室

 「スポーツばかり。若い人の上手な字を見て発奮。賀状に挑戦したい」(71・男性)。「祖父・主人が厳格だった。いま思うと懐かしい。墨のにおいと磨ることが嬉しい」(80・女性)。「女房が上手い。この筆も借りてきた。祝儀袋で恥をかいた事がある。こんどは見事に・・」(70・男性)。「息子の中学の時の硯箱を探した。山登りが好きだけど、飽きっぽいので、落ち着きを得たくて・・続くかなあ(笑い)」(女性)。「何事も基本が大事と痛感、カラオケも・・。先生が素晴らしい・優しい」(女性)。動機はさまざま。

 「6月にはご自分の字が書けるように」と蟻川先生。花丸貰おう!