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泉寿荘で
作りながら 覚えよう!
趣味の教室「俳句」 スタート

講師の高橋榮風さん  
高橋榮風講師 
 いかにも俳句の先生という雰囲気の「高橋榮風」講師。淡々として、朴訥な俳人。時々の言葉にユーモアがあり、生徒はクスリ・・と笑う。「初心者のための俳句教室(全6回)」が、4月19日(木)泉寿荘(西が岡)で開講。講師は現在、第2と第4木曜日の午後、ここで俳句教室を行っている。担当して既に13年。定員一杯の盛況とのこと。
 13人の参加者。男性は4人。気のせいか、静かな雰囲気の女性が多い。「季節感のあることが好き」「自己流で投稿も」との女性参加者。成程・・とそれとなく感じる。黒板に「古池や蛙飛び込む水の音」と講師。「これが俳句ですよ」。「俳句の基本」は1)一句につき一季語 2)定型5・7・5  この二つです。わかりやすい。資料として春と夏の季語の一部が配布される。
  受講者は静かな雰囲気の女性が多い
  受講者は静かな雰囲気の女性が多い

 まず「俳号」をきめて下さい。「はいごう?って」「だから俳句を作った作者名です」「本名じゃ?」「太郎、花子じゃなく、風流に。例えば芭蕉とか一茶とか」。ここでしばらく時間がかかる。「わたしは俳句の講釈はしません。ここは俳句を作りましょう、作りながら覚えましょう・・・という会です」。俳号が出揃って、黒板に一覧(写真B)。「凄いね、一流だ」との講師の言葉に苦笑。

 「はい、では春の花の季語で四句作ってください」と、紙片が配られる。「えっ?いきなり!」っという感じ。「歳時記」持参の生徒もいる。「次回からは、辞書もいいですよ」といわれ、ほっとする。30分かけて何とか提出、講師が一覧にし、みんなで投票。「句会です。句仲間の句を読みとる訓練です。句会で自分の句を句友に読みとってもらう訓練です」。
「その作品の情景を目に浮かべること。なぜ選んだかを説明すること」。なるほど・・・・。

俳号が出揃いました  
 俳号が出揃いました  

 日最高点の句。 ”おふくろの遅き歩みや花日和 山行”(95歳の母を近くの寺へ桜を見せに連れて行った時の句)。お見事でした!9月まで毎月1回。次回までに「「春・夏の食べ物の名の季語を入れて5句」が宿題として出されました。
最後に講師、「わたしは直さない主義です、キリがありませんから」で一同大笑い。