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働きたい」を「働ける」に・・・・
「ステップ四季」が 一歩一歩前へ!
  ステップ四季・施設長の小泉あき子さん
   ステップ四季・施設長の小泉あき子さん
 
精神障がいのある人の働く準備を支援する「ステップ四季」(NPO法人四季の会)。平成24年3月1日に和泉町に開所。「未だ看板も出来ていません。でもここから毎日、スタッフが3つの地域活動支援センターと、1つの生活支援センターに出向きます。座っていては駄目、現場で利用者と共に汗を流します。利用者にも作業が終わったら、夕方ここに報告に来てもらいます。自分で来てもらう。それが「働ける」への実習です」。小泉あき子さん(ステップ四季・施設長。社会福祉士・精神保健福祉士)が熱く語る。
ステップ四季  
 ステップ四季  

 いずみ中央駅徒歩5分、区役所・消防署・区社協もその範囲という素晴らしい環境。お隣に「ぶどうの樹」さんが友達の輪を作る。3つのセンターは「工房四季」(上飯田町)、「アトリエ四季」(中田東)、「わーく四季」(中田東)。それぞれクッキーの製造販売、手芸・パソコンなどの自主活動、自動車部品組み立てなどの軽作業を行っている。 活動方針が明確で、利用者も選択しやすいのでは・・と感じる。共通しているプログラムは、「実習訓練」「就労講座」「個別相談」で、実践的な社会への参加を支援している。
 


 「精神障がい」とは、主として「統合失調証」「躁うつ病」等の疾患。服薬で対応し、安定した日常生活を送りながら就労準備をしている方々も沢山いる。
 4月16日の当日、小泉さんの案内でもうひとつの施設、泉区生活支援センター「芽生え」を訪ねた。上飯田団地(10棟)の一角にある素晴らしい施設。保育園の後を改修利用、庭園もある静かな雰囲気。メンバーの大半が、実習を兼ね外出中だったが、ここでは地域住民施設や近隣の企業等にも就労訓練に出向く。ポスティングや清掃、農産物の販売などの軽作業に就いている。「ある機会に、この施設の方を見て是非清掃を・・・と申し込んできた店舗があった」(小泉さん)。今日も施設内を丁寧に清掃している方が印象的だった。3センターとの交流を積み重ね、経験を積んでいる。
 障がい者の就労については、徐々に改善されているが、まだまだが実態。しかし、平成27年度からはさらに雇用促進が義務付けられるそうだ。福祉関係の大学を卒業後、「人の世話」を痛感した小泉さん、後輩スタッフと共に区役所・関係機関等と協力して、この「追い風」を活かしたい・・との気持ちが溢れる印象だった。
施設内を丁寧に清掃している方が印象的 丁寧に清掃されている施設内
 施設内を丁寧に清掃している方が印象的