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四季の会グループ
一足早く 春を呼んで!
こころの色彩展

  会場には、多くの作品が
  会場には、多くの作品が
  支援の方の作品も一緒に
  支援の方の作品も一緒に 
  この日だけ”春”・・というような2月2日(土)、テアトルフォンテ・ギャラリーに暖かい作品が並んだ。特定非営利活動法人「四季の会」グループ利用者の作品だ。主催は、泉区生活支援センター「芽生え」(霜島隆晴施設長)。今年で5回目。20人近い参加者の絵画・書道・写真・詩・手芸作品が見事に展示されている。(展示は2〜3日の2日間、取材は2日)。
 「精神の病気、障がいを持つ方たちの、言葉にならない思いを表した」作品展・・・と、趣旨に述べられているが、そこから弾きだされる強い感性は、言葉以上の訴えに感じられた。
「芽生え」の霜島施設長  
 「芽生え」の霜島施設長  
 特に、詩・短文などは、作者ご本人の個性の強さを思わせる。 たまたま当日、こんな記事を目にした。「クレヨンで描けば氷もあたたかい」(2/2朝日新聞・天声人語)。わたしたちが見落としている、あるいは何気なく素通りしているものを、心でとらえているのではないか。作家を目指したい・・・という人もいるそうだ。過去のご自身の体験が綴られたものも迫力がある。
    
 絵画に見る繊細さ、眠りに見た夢を絵にしたものなど・・・多彩だ。伸び伸びとした筆の運び、意表をついた構図の写真。また、長いこと支援活動を続けている「グループつぼみ」スタッフの作品(つるし雛)も、彩りを添えている。両日(2日〜3日)、受付などの応援に駆けつけている。
支援スタッフの「グループつぼみ」の皆さん  
 支援スタッフの「グループつぼみ」の皆さん  
 四季の会には、「工房四季」「アトリエ四季」「わーく四季」「ステップ四季」のグループがあり、それぞれ地域活動支援と、生活支援センターとして運営されている。「芽生え」は、これらの事業所や、地域住民、社会福祉施設・医療機関・行政などの関係機関と連携して活動している。
 
 「ひとりひとりの違いを認め合い、尊重します」(四季の会・憲章)。そのとおりの作品を、もっともっと多くの方に観ていただきたいと、強く感じた。(M/I)