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日本語ボランティア 「いちょう」 の課外授業
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災害を知る・体験する・備える | ||
出来ることからすぐにやります |
今までの化粧品工場、食料品工場見学とも異なり、地味で、お土産も無い勉強。ベトナム籍の生徒3名と友人、日本語ボランティア「いちょう」のメンバーを加え、総勢12名が参加した。 横浜駅西口から徒歩10分(神奈川区沢渡)、災害時の一次避難場所にもなる沢渡中央公園の中にある「防災教育を行うための施設」である。災害劇場(映像シアター)では、地震発生による住宅・事務所内の様子が映し出され、中央前列で見た参加者からは「えっー」「こわーい」という日本語で小さな悲鳴が出る。家具・什器が倒れ、便利であるはずのキャスター付冷蔵庫が、室内を暴れ回る。
今度はそれを実体験する「地震体験コーナー」。震度がいくつかなのかは表示されなかったが、過去の大震災の数分の一とのこと。クッション張りの内装やウレタン本棚が恐怖心をやわらげてくれたが、笑った顔が引きつる。 「煙体験コーナー」「暗闇体験コーナー」も貴重な経験。みんな出口を探すのに懸命で、「非常口」の表示に気付かない。後から指摘され、「なーんだ」と苦笑。日頃からの認識や、身体で覚える大切さを痛感した。
アンさんは、「ベトナムは地震が少なく経験もないが、DVDで家具の下敷きになる怖さに身震いした。帰ったら出来ることからすぐにやります」。「通報体験コーナー」では、「火事だ」「助けて」などを、どれだけ大きな声で通報できるかの経験。さすがに男性はOKだったが、アンさん、チューさんのベトナム生徒は危ない。「それじゃ助からないよ」の声に、甲高く「きゃー」で合格、拍手!
日本らしさの生活用品を見聞きするのも、課外授業の生きた勉強。そういえば、車中で見た「相鉄瓦版」に、「普段の会話から日本語を覚えたほうが早い」(ダニエル・カール)とあった。「普段出かけようと思っても、人出の多さが怖い」とチューさん。怒られたり恥をかいたりすることを恐れず、自分から話しかけてみよう! また来よう!秋を楽しみに! |
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