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第5回 傾聴ボランティア養成講座
十四の心で耳を傾けて聴く
最高の肯定的ストローク

1日目講師の志村さん  
1日目講師の志村さん  
 『「相手の話をありのまま受け入れる」、「相手が感じているように感じ、感情・気持ちを聴く」、「そばに寄り添って、理解したと要約して伝える」のが傾聴。「きく」に3つの字 “訊、聞、聴”がありますが、それぞれ、どのような意味でしょうか。傾聴とは、十四の心で耳を傾けて聴くということです。傾聴の14の心とは、右表に示す通りです。』と語るのは、伊勢原で傾聴ボランティア「こすもす」を立ち上げるなど、長年にわたり傾聴を続けているとともに「傾聴ボランティア講座企画グループみみ」のメンバーである志村冨美子さん。
1  受容の心
2  共感の心
3  肯定する心
4  理解しようとする心
5  信頼する心
6  ゆったりした心
7  関心を持つ心
8  先入観のない心
9  優しい心
 10  謙虚な心
 11  好意的な心
 12  誠実な心 
 13  対等な心
14  感謝の心
 

 泉区内の施設を訪れ、さみしさや悩みを抱えた高齢者の話し相手の活動を続けている泉区傾聴ボランティア・モモが、泉区社会福祉協議会の協力のもと第5回傾聴ボランティア養成講座の第1日目が、6月10日(金)午前、泉ふれあいホームで50名の受講者を集め開催された。受講希望者が100名を超えるほど殺到したが、講座能力からやむを得ず50名に絞って、今回の開催となった。
 
 「肯定的ストロークは相手に幸福感を与え、その存在に意味を感じさせる。肯定的ストロークを受けると、人はこれを糧に成長する。一方、否定的ストロークは「あなたはダメだ」というメッセージを送るもので、相手を不愉快で憂鬱な気分にさせ、自信を失わせてしまいます。』との講義に続き、二人一組となり、実際に相手の話を一切無視する場合と、肯定的に聴く場合、また相手がどういう感情をしているかを判断するなどの体験を繰り返していた。

 また、心理学的にいうとカタルシス効果で、傾聴を受けることは、無意識の内に抑圧されている、過去の苦痛で屈辱的な、あるいは恐怖や罪悪感をともなう体験を言葉にすることによって吐き出され、心の緊張がほぐれるようになるのです。そして、傾聴とは人に与える最高のストロークであることの理解を深めさせていた。

  この講座は、4回の講義と1日の実習が組まれている。4回の講義は「傾聴ボランティア講座企画グループみみ」が講師となり、2日目は武川千鶴子さん(瀬谷区の傾聴ボランティアえがお)、3日目は前田房子さん(横須賀傾聴の会ビーイング久里浜)、4回目は徳増静子さん(泉区の傾聴ボランティア・モモ代表)が担当する。また実習先は、泉区内の高齢者施設など10か所が予定されている。
今回講座の4人の講師 部屋いっぱいの受講者 2人1組でストローク体験
今回講座の4人の講師 部屋いっぱいの受講者 2人1組でストローク体験